製品染め(ガーメントダイ)
デニム用に糸を染めてから製品化するのではなく製品化後に染色する手法。製品染めとも呼ぶ。カラージーンズでは生成の糸で製品化してから各々の色に染色する場合が多い。生成だけでなくブルーデニムを色染めする場合もある。また、むら染めになるなど中古感覚が生まれることから、ストーンウォッシュの併用で古着の表現に欠かせないテクニックとして注目。
セルヴィッチ[SELVEDGE]
織り端がほつれないよう施された生地の耳のこと。この耳の部分に色糸で施したラインにより赤耳、青耳などの呼び名が生まれた。
繊維長
糸は繊維からつくられているが、その繊維の長さが糸、さらには織布された生地の性質を左右する。細く長い繊維を集めた場合はしなやかな風合いとなり、逆に太く短い繊維で糸を作るとざっくりと毛羽だった生地が織り上がる。短繊維はステープルとも呼ばれ2cm以下の長さのもの。長繊維は2cmから6cmまでの長さでフィラメントと呼ばれる。
染色
一般に繊維製品を好みの色や風合い(手ざわりや肌ざわりなどの感触のこと)に仕上げることを整理・染色というが、ジーンズの場合は少し複雑である。織物は一般的に先染めと後染め(あとぞめ)に区別される。先染めは糸染めということも多く、文字どおり織られる前に糸の状態で染色される。格子やチェックなど柄を表現する場合に使われる手法であることは容易に理解できるであろう。これに対し後染めは生地の形で染色される場合をいう。染める前の生地は生機(きばた)という。英語では糸染めを「ヤーンダイ」、生地染めを「ピースダイ」という。ブルーデニムについては、一部の例外を除いてほとんどが先染め(糸染め)である。インディゴ染料に何度も何度もくりかえして浸けなければならないので、生地で染めるのには繁雑で都合が悪いことが主な原因である。一方カラージーンズの方は、先染めのカラーデニムという例もあるが、大半が後染めであることが多い。さらにジーンズの場合、特殊なのは縫製が終わった完成品を染める製品染め(ガーメントダイ)があることである。ジーンズ製品の後加工(ウォッシュ工程)の設備が使えることや、製品で染色した時の仕上がり品のムラやシワ感がかえって好まれると
なお、無地の生地に花や人物など具体的な絵柄を染料や顔料で描く手法を捺染(なせん)、プリントといい、広い意味での染色方法の一種である。
染色堅ろう度
糸、生地、製品を染色した際の色の落ち具合、汚れ具合等の丈夫さを(洗濯、摩擦、光、汗、塩素)を一定の検査基準に基づき、試験により検定すること。等級により表現され9段階にわかれ、5級が最も染色堅ろう度が高く色落ちや色の汚染に一番強いということになる。
洗濯試験・・・洗濯した際の衣服の色落ち、変色などの丈夫さの検査
汗試験・・・・汗が出た衣服についての色落ち、変色などの丈夫さの検査
摩擦試験・・・衣服がこすれた際の色落ち、変色などの丈夫さの検査
デニム素材は他の衣服と異なる染色方法〔ロープ染色(中白効果)〕ということから、摩擦堅ろう度をはじめ染色堅ろう度は他の衣服・生地と比べ悪い為、使用される前に試験を行うことが重要である。
これらの染色堅ろう度のほかに、ジーンズにおいては物性的なデニムの素材の強さ(引っ張り強度、引き裂き強度)などの試験が必要である。






