JEANS DICTIONARY

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A


ADULT[アダルト]
昔はジーンズが何より好きだったクセに、体型が変わったなどの理由で穿かなくなった、大多数の大人のこと。
(G.U.W参照)



A-LINE[A-ライン]
1955年春夏コレクションでディオールが発表。一世を風靡したライン。アルファベットのAに似た、スソ広がりのシルエット。



AUTHENTIC[オーセンティック]
本来の意味は「本物の」「真性の」。ファッション用語で使われる場合は、高級感のある正統派スタイルの意味。

B


BACK YOKE[バックヨーク]
ジーンズの特徴の一つ。後の切りかえのこと。これはヒップ周辺をフィットさせるための独得なカットのことで、普通のズボンはダーツをとることで尻まわりをフィットさせている。そのダーツがわりになっているものがヨークというわけ。



BAGGY[バギー]
「だぶだぶの」「袋のような」という意味。ヒップ、太ももが極端に太く、スソに向かってわずかにテーパードする、ストリート色の強いシルエット。



BATTLE JACKET[バトルジャケット]
ノッチドカラーに、幅広いウエストバンドがつけられた丈の短いジャンパー。第二次大戦中に、米陸軍で着用されていた。また、連合軍総司令官のアイゼンハワーが愛用していたところから、アイクジャケット、あるいはアイゼンハワージャケットとも呼ばれている。



BD糸
紡績糸のうち、空気精紡方式によって作られた糸の種類。紡績機の種類の名称からきた略称。バルキー性があり、コストも安いが強度にやや難がある。



BELL BOTTOM[ベルボトム]
60s後期~'70s前期まで、世界中で爆発的に流行したスソ広がりのジーンズ。ベル(釣り鐘)のように広がったスソを持つことからその名がついた。



BELT LOOP[ベルトループ]
バンド通しのこと。



BER TUCK[バータック]
ジーンズのバックポケット端や股部分を補強した棒状の補強縫製のこと。金属リベットに変わる補強方法で、カンヌキとも呼ばれる。



BIO WASH[バイオウォッシュ]
バイオ剤と一緒にジーンズを洗う中古加工。バイオ剤がデニム時を食べるという性質を利用した手法。より繊細な中古感を表現する。



BLAST加工[ブラスト]
砂を高速で吹き付けることにより、デニム生地の表面を削り取り中古感を出す方法。バイオウォッシュとは違い、よりハードな中古感を表現するのに適している。シェービング同様に一本一本、手作業で作られる。



BLEACHED JEANS[ブリーチドジーンズ]
漂白剤を使用して、白くさらしたジーンズのこと。別名、ブリーチアウトジーンズとも呼ばれている。



BLEACHED[ブリーチ]加工
1973年南フランスのリゾート(コートダジュール周辺)に端を発するブリーチアウトジーンズ(漂白して淡い水色に色落させたブルージーンズ)が世界的な一大ブームとなり、日本のジーンズマーケットを席巻した。この加工は、主に塩素系の漂白剤で行う脱色加工で、中間色のものを「フェード」、淡色のものを「ブリーチ」といい、加工の強弱だけで、処方は同じである。



BONDIG PANTS[ボンディングパンツ]
ボンディングは「貼り合わせ生地」をいう。表裏に対称的な色や柄の生地を貼り合わせ、裾をロールアッブ(まくりあげ)したりポケット口に使い、カジュアルさを強調したパンツ。



BOOT CUT[ブーツカット]
その名の通り、ブーツを穿く人のために、スソを開いたスタイルのジーンズ。ベルボトムに比べ、スソの広がりは小さめ。



BRAPPERS[ブラッパーズ]
女の子のカラダにしなやかにフィットしながらも、メンズライクなジーンズらしさを保った、本格派のレディスジーンズブランド。'87年に登場。



BROKEN DENIM[ブロークンデニム]
生地のよじれを解消するために1971年に開発されたデニム。綾目をある一定の幅で反対の方向に並べて織られることから、ブロークン(壊れた綾織り物)と呼ばれる。



BUSH PANTS[ブッシュパンツ]
ヘビーデューティファッションには必携のもの。トレイルパンツとも呼ばれ、フロントのループとポケットがひとつづきで、股上が深く、モモのあたりがゆったりとしているのが特徴のパンツをベースに、機能的なフラップ付きのパンツの総称に拡大解釈されている。



BUTTON FLY[ボタンフライ]
フロントがボタン留めジーンズのことをボタンフライ・ジーンズと呼ぶ。フライとは厳密に言えばボタン留めやジッパー部分を隠す比翼のことだが、ジーンズ業界ではボタンかジッパーかというジーンズのフロントの仕様の違いを表すときに使う。
(ZIP FLY 参照)

C


CAD[キャド]
Computer Aided Design:コンピュータのソフトウエア手法を使って、画像や絵柄、色などを効率的に完成させる手法。織物や衣服のデザインの制作作業にも導入されている。ジーンズの生産では原型パターン(型紙)を制作したり、各サイズ毎に縮小、拡大する作業(グレーディング)等に応用される。



CAM[キャム]
Computer Aided Manufacturing:コンピュータのソフトウエア手法を使って、生産工程の設計や機械制御を行うことをいう。ジーンズ衣服の製造では、生地裁断時に身ごろなどの各パーツをロスの少ないよう効率よく並べつける作業(マーキング)などに導入されている。



CAPRI PANTS[カプリパンツ]
婦人物でひざ上までの長さのジーンズパンツのこと。地中海のカプリ島などのリゾート地で軽快にはきこなすイメージからのネーミング。街着としてもおしゃれなファッションである。



CARPENTER JEANS[カーペンタージーンズ]
ワークウェアの一種でオーバーオールを原型にデザインされたジーンズ。工具入れのポケットや大きなヒップポケットが特徴。



CHAIN STITCH/UNION SPECIAL[チェーンステッチ/ユニオンスペシャル]
縫い目がチェーンのように繋がっている縫製仕様のこと。カン縫いとも呼ばれる。シングルステッチ(本縫い)の下糸が糸の収納量の少ないボビンからだされるのに対し、チェーンステッチは上糸と同じ収納量の多い糸巻きから出される。従って、下糸交換の手間が省けるため長い直線を縫製するのに適している。ユニオンスペシャルとは、このチェーンステッチ専用のミシンで、縫製する部分によりミシンの種類も使い分けられる。



CHAMBRAY[シャンブレー]
タテに色糸、ヨコに白糸を用いた平織の綿布。さわやかな素材感で特に夏のシャツなどに多用される。ジーンズとの相性も抜群!



CHEMICAL WASH[ケミカルウォッシュ]
強力な酸化剤を生地に反応させることで色ムラを演出させる加工法。'80年代半ば頃、社会現象になるほどの世界的ブームをつくった。今でも一部の地域では熱狂的に指示されている。



CHEST YOKE[チェストヨーク]
シャツやジャケットの胸の切り替えのこと。デザインはいろいろなバリエーションがあり、水平ヨーク、曲線ヨーク、V字形ヨーク、W字形ヨークが代表。



CHINO[チノ]
かつて軍服に使われていた厚手の綿綾織物のこと。チノの名前の由来はチャイナつまり中国からきているが、元々は英国で造られていた生地。第二次大戦中にフィリピン駐留の米軍が、中国から大量購入したことからチノと呼ばれるようになった。色はカーキ、オリーブ、生成りなどが主流。この生地から造られたパンツをチノーズ、またはチノパンと呼ぶ。
(WEST-POINT 参照)



CIGARETT JEANS[シガレットジーンズ]
葉巻きタバコのようなシルエットをしたジーンズの総称。



CINCH BACK[シンチバック]
ウエスト調節のためにジーンズ後背部につけられたベルトのこと。2本針によりベルトを打ち抜いて留める方式だが、現在作られる復刻タイプの中にはPL法の実施により購買者のケガを懸念して針を使用しないモノもある。



CLASSIC JEANS[クラシックジーンズ]
ファッションジーンズの対局をなす、昔ながらのジーンズという意味。具体的にはジーンズがファッションとしてブームを呼んだ、1950年代~1960年代以前までの、ベーシックなブルージーンズのことを指す。



CLIMBER PANTS[クライマーパンツ]
クライマーは「登山者」のこと。登山用のヘビーデューティなつくりのパンツのデザイン・機能箇所をモチーフしたパンツ。膝下がコットン厚地で二重になったりしたもの。



CLOTCH RIVET[クロッチリベット]
ヴィンテージ・ジーンズに見られる股部分に打ち込まれたリベットのこと。リベットは補強縫製の進化と共に使用される箇所が減っていくが、この股リベットもそのひとつ。



CLYDE PANTS[クライドパンツ]
30年代のギャング「ボニーとクライド」を主人公とした映画でサスペンダーで吊って穿いた、クラシック、かつアメリカ農夫を思わせるイメージをもったパンツ。



COATING[コーティング]
コートとは「覆う(おおう)」、「塗る」などの英動詞。生地の上からある目的をもって、合成樹脂などを塗布すること。


COIN POCKET[コインポケット]
(WATCH POCKET 参照)



COLOR[カラー]
<色><色彩>のことだが、ジーンズ業界でカラーと言えば、ブルージーンズ以外の例えばカラージーンズやトラウザーなどの色を指す。



CORDS[コーズ]
コーデュロイのこと。
組織:パイル織物
昔でいうコール天。元はフランス語のコール・デュ・ロワ(王のお仕着せ)の意味で、王朝時代、宮廷の労働者達にこの布で作った作業服を与えたのが始まりと言われている。ちなみにコーディロイを日本に最初に紹介したのもビッグジョンだった。
特長:経方向に毛羽(パイル)の畝があり、畝の太い、細いや風合いがいろいろある。畝の太さにより鬼コール(インチ間に6本前後)、中太コール(9本前後)、細コール(15本前後)、極細コール(20本前後)に分けられる。毛緯と経糸との組織の仕方で、ファースト・パイル(Wパイル)とルーズ・パイル(Vパイル)があり、ファースト・パイルの方が毛が抜けにくいが組織が粗い欠点もあり、ルーズ・パイルは風合いが良く腰のやわらかいコーデュロイになる。毛羽により保温性がすぐれ、秋冬の衣料に最適である。



CORE YARN[コアヤーン]
ポリエステル糸の使用はジーンズの強度を増したが、インディゴとの馴染みの面では綿糸にはかなわない。そこで開発されたのがコアヤーン。これは糸の表面に綿糸、芯の部分にポリエステルフィラメントを使用するという画期的な手法。ストーンウォッシュなどの洗い加工の発達が生んだ糸といえる。



COSTUME JEANS[コスチュームジーンズ]
ラメや模造宝石などをポイントにあしらった派手なジーンズのこと。ステージコスチュームなどに多く用いられることから、こう呼ばれている。



COTTON[コットン]
デニムを織る糸の原材料となる綿のこと。世界80ヶ国以上で生産されており、初めて栽培されたのは4,000年前のインドとされている。ちなみにビッグジョンではUSA(米綿)コットンを使用。
(綿・綿花 参照)



COVER ALL[カバーオール]
自動車のエンジニアなどの作業着に見られる、つなぎ服のこと。服の上からすっぽりかぶるように着ることが名前の由来。



COVERED BUTTON[カバードボタン]
現在、主流をなす中央に穴のないキャップ付きボタンのこと。ボタンを打ちつける際に、内部で針が自動的に折れ曲がる精度が増したことにより、ドーナッツボタンに代わって一般的となった。



CROPPED JEANS[クロップドジーンズ]
女性向ジーンズでまた下丈の短いものの一種。ひざとくるぶしの中間程度の丈の長さで、スリム系のシルエットのものが多い。語源としては、クロッブCROP「刈り取る」の意味からきたとされる。ミュール・サンダルとの組み合せで軽快な着こなしがポイント。



CRUSHED[クラッシュド加工]
(ダメージ加工 参照)


CURVE BELT[カーブベルト]
人間のウエストはくびれてるが、そのくびれに合わせて作られたウエストのパターン技術。レディースジーンズに使われていることが多い。


CUT OFF JEANS[カットオフジーンズ]
別名チョップオフジーンズともいわれ、カットオフ(切り離す)したショートカットパンツのこと。切り離した部分は何もせずに、そのままにしてはく。

D


DCブランド
Designer's & Character'sブランド。
和製英語、著名なデザイナーの個人名や特定のブランド、アルファベット、絵柄(アニメ画など)をあしらったり、またそれらの商品をまとめて構成して販売展開すること。



DEAD STOCK[デッドストック]
中古衣料の中でも、在庫品として倉庫に眠っていた物。古着でありながら未使用ならではのコンディションが魅力で、当然価値も高い。



DENIM[デニム]
「デニム」は織物の種類の名前である。一般的に定義付けをすれば、経糸(たていと)は太番手の純綿糸で同色の色糸を使用し、緯糸(よこいと)には白く見える未晒糸あるいは晒糸を使い、3/1または2/1の綾織りにした厚地織物となる。本来糸種や経糸の色に限定は無かったのだが、藍(あい)やインディゴの染料で濃紺や青色に染めることが多く、デニムといえば「ブルーデニム」という印象が強くなってしまった。したがって「ブルーデニム」、「カラーデニム」と正しく使い分けをしたほうが適切である。また「デニム」の用語を生地ではなく製品の「ジーンズ」の意味で多用すると混乱が生じることに留意すべきであろう。
「デニム」の言葉の由来は明白である。フランス南部地中海沿岸にニームという都市がある。古くからの港町マルセイユから西へ100km以内という立地の平野部を活用して葡萄や織物の産地であった。この地で、マルセイユ経由でインドから導入された綾組織の厚手織物が量産され、ニーム地方のサージ(綾織物)Serge de Nimes(セルジュ・ド・ニーム)と呼ばれるようになり。英語圏で訛ってDenimとなった。



DENIM[デニム]の染料
繊維製品を染める材料を染料という。染料や染色方法また染色機械には種類が多いが、ここではデニム関係の染色(主として糸染め)について述べる。ブルーデニムはインディゴ染料(天然インディゴは日本では藍と呼び、一般的には構造的に同じ成分の合成インディゴが使用されている)を還元→空気による酸化という方法で染色している。一方ブラックデニムは現状、黒色の色素を持つ成分が硫黄系の材料であるのでナトリウムでやはり還元した後、酸化して付着させている。そのため後処理をうまく行わないと硫黄成分が残って臭いや物性劣化の原因となるので注意が必要である。またインディゴブルーの染色にも、後進国等ではこの硫化染料が使われていることも多い。



DENIM[デニム]の染色方法
日本のインディゴブルーデニムは、'70年代にアメリカのコーンミルズ社等の本格的な製造方法を学んだ経緯から伝統的にロープ染色法が多い。ロープとは文字どおり綿糸を数十本まとめてロープ程度の太さにしたものを一単位として、平行にならべてローラー駆動によってインディゴ液に浸漬していく作業工程を特長とする。これに対してスラッシャー染めとかシート染めといわれるやり方は、糸はロープ状ではなく一本一本分離した状態で行う。



DENIM[デニム](綾織)の特長
ジーンズは、洗えば洗うほど味がでてくる丈夫な糸染め織物で、経に太い色糸を、緯にやや細目の晒し糸を用いて2/1又は3/1の綾に織り上げると、布の表には経糸が多く、色が緯糸の色目より濃くなる。厚手のものは14オンスデニムとか、薄いものでは7オンスデニム(1オンス:28.4グラム)と、用途に応じた肉厚のデニムがある。
 デニムの基本色はインディゴ・ブルーで通常は濃色であるが、中古加工(あらかじめ使い込んだように見せる)して色落ちさせたものや、経緯に美しい染色をした糸を用いたカラーデニムや縦じまを織りだしたものもある。
 尚、デニムとは逆に経に晒糸、緯に色糸を使って綾織に織り上げたものは「ダンガリー」と呼ぶ。



DESIGNER'S JEANS[デザイナージーンズ]
ファッション・デザイナーによって独自に商品化されたジーンズ。1978年頃、ジーンズが若者を中心とした一部の衣服としてではなく、トータルな衣服の中の一つとして認められ、ファッションビジネスとして成り立ったスタートの時代米国で爆発的な人気を得て、日本にも紹介された。カルバン・クライン、サッスーン、バンダー・ビルト等がそれでデザイナーの名前をバックに施しており、一般のジーンズより価格は高かった。現在でも海外からのデザイナー・ジーンズは紹介されているが、インポートジーンズの言葉の意味合いにも近い。


DINNER JEANS[ディナージーンズ]
1979年~82年頃に米国で流行った、細身のきれいなシルエットのジーンズの総称。ディナーの際に着用してもおかしくないドレスアップされた着こなしに合うジーンズ。デザイナー名を打ち出したデザイナージーンズと同じ意味合い。


DOUBLE STITCH[ダブルステッチ]
ポケット端やヨーク部分など2本のステッチが平行して縫製された部分をダブルステッチ、または2本針縫製と呼ぶ。強度を目的とした仕様で、ワークウエアにはトリプルステッチと呼ばれるさらに強度を増した3本針縫製もある。


DOUGHNUT BUTTON[ドーナッツボタン]
中央が空洞になったドーナッツ状のボタンのこと。ボタンは自動機が開発されるまでは手作業でつけられていたため、穴があることにより、より確実にボタン留めの針を打ち曲げることが出来たともいわれる。


DOWN JACKET[ダウンジャケット]
ナイロン地にダウン(羽毛)を詰めた腰丈ジャケットなど、羽毛入りの防寒着を総称してダウンジャケットともいう。また、袖のないベストタイプのものは、ダウンベストと呼ばれ、どちらも保温性に優れたアウトドアウエアの典型的な服。


DUNGAREE[ダンガリー]
インド産の粗製綿布で、本来はタテ糸に白糸、ヨコに色糸を使用していた物を意味した。現在では単に薄手のデニム生地のことを指したり、もっと単純にダンガリーシャツのことを指す場合も多い。語源はヒンズー語のダグリから。

E


EARTHY COLOR[アーシーカラー]
大地のような色ということで、アース・トーン、アースカラーと同義語。地球上にある自然色というのがその大意で、べ ージュ、オリーブ、サンド・カラー、カーキなどがある。自然指向が人間の基本的な欲求である以上、決してなくなることはない流行色といえよう。



EMBROIDERED JEANS[エンブロイダードジーンズ]
ふくらはぎやヨークのあたりに、刺しゅうをあしらったジーンズのことを総称する。



EXTRA[エクストラ]
ビッグジョン量産ジーンズの中でも、特に高品質バージョンにこの名が付けられていた。その歴史は古く、'77年に15.5ozヘビーオンスデニムで創ったモデルが第1号。
(XXXX-DENIM 参照)

F


FABRIC[ファブリック]
繊維で作られた布地の総称であり、当然、不織布なども含まれる。また、それらを作る原料、つまり植物、動物、化学繊維のことも指す。織物だけを指す場合は「テキスタイル・ファブリック」として、区別される。



FADED JEANS[フェーデッドジーンズ]
フェーデッドとは色あせたという意味で、つまりフェーデッドジーンズとは淡く色あせたジーンズのこと。インディゴブルーデニムと漂白したブリーチドデニムの中間色でソフトなブルーカラーが人気を呼んでいる。



FAST BACK JEANS[ファーストバックジーンズ]
バックヨークに、隠しポケットを切り込んだデザインのジーンズのこと。



FIRST MODEL[ファーストモデル]
50年代末から'60年代にかけて、ジーンズの輸入・受託生産を始めていたビッグジョンが、オリジナル企画による初の国内ジーンズ、「ファーストモデル」を創ったのは1965年のこと。品番コードはM1002で、これには当時の代表的な輸入ジーンズの2倍のクオリティを自負するという意味が含まれているとか。



FIT[フィット]
従来、ジーンズのデザインはシルエット、つまり穿いた時の外見を中心に考えていたが、ビッグジョンではこれを一歩進め、穿いた時の体感-フィットまで考えたデザインへと移行している。ゆったり気持ちよく穿くジーンズなのか、それともスタイリッシュに、気分を引き締めて穿くジーンズなのか。カラダとココロへ作用する・・・それがフィット中心のジーンズである。



FIVE POCKET JEANS[ファイブポケットジーンズ]
前後左右の4つの普通のポケットに加え、小さなウォッチポケット1つを備えた、最もベーシックなデザインのジーンズ。


FLAP POCKET[フラップポケット]
雨ぶたのついたポケットのこと。



FLARE[フレア]
「あさがお型に開く」または「あさがお型のはり」の意味。従ってそもそもフレアーとは、スソの広がりと波型がセットであるものだったが、メンズウェアに導入される段階で波形が消えた。ジーンズではブーツカット、ベルボトムなどがフレアの典型スタイル。
(BELL-BOTTOM・BOOT-CUT 参照)



FLASHER[フラッシャー]
ジーンズのヒップポケットにつけられる紙ラベルのこと。ブランド名や品番、そしてブランドや商品の特徴を表すイラストや文章などの情報が詰め込まれている。時代とともに変遷していく紙ラベルもあるため、コレクターが存在する。ヴィンテージ・ジーンズでは同じ状態のデッドストックでもフラッシャーの有無、そしてフラッシャーのコンディションの善し悪しにより価格が左右される。ジーンズが製品として売り場の棚に並んだときに顔となる重要なディテールだ。



FOUR PATCH POCKET JEANS[フォーパッチポケットジーンズ]
前部に2つ、後部に2つのパッチポケットがついたジーンズを、4パッチポケットジーンズといい、'70年代仕様のベルボトムジーンズなどによく見られるポケット。



FR[エフアール]
Fitting Room:試着室のこと。



FRINGE[フリンジ]
房飾りの一つで、レザーなどの布端を細かく切ったデザインのこと。ウエスタンベストなどによく見られるディテール。民俗的な美しさや、味わいを深くする効果のある飾りだ。



FRONT BUTTON[フロントボタン]
ジーンズの顔とも言えるフロントボタン。最高とされるのは、やはり銅製の一体物プレス。その他、米国スコービル社の物も人気が高い。

G


GARMENT DYE[ガーメントダイ]
デニム用に糸を染めてから製品化するのではなく製品化後に染色する手法。製品染めとも呼ぶ。カラージーンズでは生成の糸で製品化してから各々の色に染色する場合が多い。生成だけでなくブルーデニムを色染めする場合もある。



GENTLY FLARED JEANS[ジェントリーフレアードジーンズ]
フレアードタイプに見られる広がりを、いくぶん少なめにした上品な感じのシルエット。普通のストレートタイプのものに少しフレアーを加えた雰囲気。ニュートラディショナルタイプのスラックス。ソフトフレアード(Soft f1ar-ed)。



G-JAC[ジージャン]
Gジャンはもちろん和製英語である。アメリカではデニムジャケットの呼び方が一般的。蛇足ながら、Gパンはジーンズ業界が協力してジーンズという呼び名を浸透させたのだが、なぜかGジャンはそのまま、現在でもオフィシャルに使用されている。



G-PAN[ジーパン]
かつてのジーンズの呼称。ジーンズパンツだからGパンと思われがちだが、事実はさにあらず。実はGIパンツを略してGパンと呼んでいたとか。戦後の様子がうかがえるエピソードである。



GURKHA PANTS[グルカパンツ]
最大の特長は、ウエスト・ベルトのデザインにあり、ヒモと尾錠で前を留める仕掛けになっている。グルカは旧英領のインド軍のグルカ兵にちなむ。こうしたデザインがアイビー調のパンツ、ショーツ、スカートにも取り入れられている。



G.U.W[グローイングアップウエスト]
アダルトの体型変化に対応したカッティング。アダルト層の多くは、ウエストサイズでジーンズを選ぶと、ヒップや太ももががダブつき、カッコ良く穿けないという悩みを持つ。G.U.WではJIS規格(ヤング仕様)のウエストとヒップのドロップ差を見直し、大人が快適にスタイリッシュに穿けるサイズバランスを独自に開発、採用している。

H


HAMMER LOOP[ハンマーループ]
ワークパンツの代表的なディティール。普通、左足外側の太もも部分辺りにある。ワークウェアが本当に労働者たちの物だった当時の名残だ。



HENLEY NECK[ヘンリーネック]
ラウンドネックの前中央が開き、ボタン留めになっているえりぐり。通常のTシャツに比べ、放熱・保温が調節できるため、例えば登山など、気温・体温の変化が激しい環境に適している。



HEMP[ヘンプ]
英語で「大麻」のこと。化学肥料を使わないで栽培出来て生長も早いので、地球環境にやさしいとされる。麻の特徴である粗野さと、ドライタッチ感があり、夏場の衣料素材として、シャツや一部ジーンズボトムスに使用される。



HERRING-BONE[ヘリンボーン]
「ニシンの骨」という名の通り、まるで魚の骨のように綾目が織られた布のこと。<杉綾><杉織り>とも。



HICKORY[ヒッコリー]
組織:綾織
特長:厚地綾織りの綿シャツ地で、通例シマ柄。シマが手染めの青、茶、白を使う。素朴な雰囲気を漂わせる、ワークウェアになくてはならない生地。



HIDDEN POCKET[ヒドンポケット]
ファーストバックジーンズに見られるような、隠しポケットのこと。コンシールドポケットとも呼ばれ、ポケットがあるかどうかわからないようにつけられているもの。



HIGH BACK STYLE[ハイバックスタイル]
オーバーオールの中でも後を高くカットしたもの。ファーマー(農夫)用の仕様と言われている。



HIGH RISE[ハイライズ]
股上の深いデザインのジーンズ。
(LOW RISE 参照)



HIP POCKET[ヒップポケット]
ヒップポケットはただの物入れではない。実に様々な役割がある。これの大小、または取り付けの位置の高低はデザイン上の最も重要な要素のひとつであり、脚を長く見せる効果や小尻に見せる効果がある。さらに、ステッチ、ネームタブなど、そのブランドの顔とも言える意匠が、ヒップポケットに集約されていることにも注目したい。

I


INDIGO[インディゴ]
植物の藍から取れる青色染料のこと。もとは植物中のインディカンが分解し、さらに酸化することで得られる天然染料独特の深みを帯びたブルーはインディゴブルーと呼ばれデニムの染色に多く使われている。これがジーンズの代表的カラーである。本来は虫除け用として染められたといわれているが、約100年前にその合成法が確立された。おそらく世界的にも、歴史的にも人類に最も愛されている染料のひとつであろう。



INSIDE NAME[インサイドネーム]
(織りネーム 参照)



INTERLOCK[インターロック]
両耳付きの割縫い、片耳付きの割縫い、そして耳なしの割縫いの次に生まれた縫製仕様。生地を合わせ縫いし、生地端を割らずにかがり縫いする方法で、広幅デニムの普及と共に大量生産を可能にした縫製方法。



ISO14000、ISO9000[イソ14000、イソ9000]
International Organization for Standardization。国際標準化機構(本部スイス)は各国の工業規格の統一、例えばねじくぎの寸法仕様などを取り決めている。商品、製品、サービスの品質保証に関する規格がISO9000,環境の維持保全に関する企画がISO14000である。小売サービス業も申請や認可に熱心であり、企業あげての意識向上の運動につなげている。

J


JANコード[ジャンコード]
Japanese Article Number:通常いわゆるバーコードと併記して表示され、レジなどでスキャンされて商品の動きを把握する目的に使われる。ジーンズ業界では日本ジーンズメーカー協議会の取り決めによりすべての商品に表示されている通常13桁の番号で、品番、色サイズ内容までも区分されている。尚このJANの他に各小売店が独自の管理目的でバーコードとその番号を設定していることもある。



JAPAN JEANS[ジャパンジーンズ]
日本製ジーンズが世界に進出したのは、1980年にビッグジョンがドイツ・ケルン市のジーンズメッセに出展したのが始まり。その以前より、ウォッシュ加工などで世界に影響を与えていた。ジャパンジーンズはそのクオリティの高さと、先進性で、瞬く間に欧州に、次いで米国に進出した。中でも'80年代中頃のニューヨークでは、ビッグジョンをはじめジャパンジーンズの一大ブームが起こった。


JEANS[ジーンズ]
通常、ジーンズは綿(コットン)製の厚手の織物を使用し、生産性向上のための直線的裁断カッティングと頑丈さを得るための「巻き縫い」など特殊な縫製仕様によって製造されたズボン類をさす。素材の綿織物は藍染またはインディゴ染料を使用するためブルー(青)色系の外観を有するが、他の色の織物や厚手ニット生地の使用もある。
いわゆる「チノパンツ」は上記の定義には該当しないことが多いが着用感覚や製造される工場の類似性から、広義の意味でジーンズに組み入れられることもある。また、ズボン類(ボトムス)のほか、上衣(日本名ジージャン等)や婦人服(スカート等)の形体に製造されるときも、簡便的に「ジーンズ」の分類に入れられることもあるが、用語の原則としてはあくまでズボン類である。
ジーンズは製造各工程が特殊な設備を要するため、他の衣料品とはやや分離された産業構造がある。
アメリカ合衆国の綿花産業の背景と開拓時代の労働作業衣服としての発展沿革を持つ。



JUNLON[ジュンロン]
植物生まれの新繊維。レーヨンを上回る強度・風合いなどが特徴。

K


KATSURAGI[カツラギ]
厚地綾織り綿布の1種で、急傾斜のうねが表面に表れる。カラージーンズに多用される生地である。



KIDS[キッズ]
キッズ、英語の子供「kid」の複数形。商品や小売店の子供むけの展開の時に使う言葉。

L


LEATHER LABEL[レザーラベル]
ジーンズの後部につけられた、主に牛革で造られたラベル。ビッグジョンの場合、右腰のベルトループ付近に着ける場合が多い。



LEFT-HAND-DENIM(左綾デニム)[レフトハンドデニム]
右綾とは逆に左上がりに走るデニム地。一般的な綾織り物は左綾が多く正綾とも呼ばれる。右綾のざっくり感に較べ生地表面がフラットでソフトである。左綾デニムの登場は、リーが1944年頃に44インチ幅のツイル織機でデニムを織ったのが始めともいわれている。
(右綾デニム 参照)



LINED SUSPENDER[ラインドサスペンダー]
オーバーオールなどによく見られる、裏地のついたサスペンダーをラインドサスペンダーと呼んでいる。一般に裏地には共布のデニムが用いられるが、赤のウールを使用したものもある。



LOW RISE[ローライズ]
股上の浅いデザインのジーンズ。メンズジーンズの場合は、ほとんどがこのタイプ。
(HIGH RISE 参照)



L POCKET[Lポケット]
エル型のフロントポケットのこと。

M


MARINE SHORTS[マリンショーツ]
海のイメージのショートパンツ。マリンルックの流行からおしゃれ性をもったパンツで、必ずしも海で用いるショーツではない。



MD(1)[エムディー]
Merchandising,Merchandiserの略。マーチャンダイズとはもともと「商品」のこと。そこから「マーチャンダイジング」とは商品を企画したり、仕入れしたりする行為のこと、またその役目の人を「マーチャンダイザー」という。



MD(2)[エムディー]
Mark downの略。マークダウンとは季節の終わりなどに当初設定した小売価格やその仕入値を下げること。



MILE PANTS[マイルパンツ]
自宅を中心とした買い物や散歩などの普段着的感覚とおしゃれ感覚をミックスしたパンツ。



MILITARY SHORTS[ミリタリーショーツ]
軍隊のイメージのショートパンツ。たっぷりしたシルエットの膝上丈のパンツで、ウエスト部分がアジャストタブなどで機能的で、クラシックな味をもっている。

N


NARROW LOOP[ナローループ]
細いベルト(スキニーベルト)を通すためにつけられた細いループ。



NB[エヌビー]
National Brandの略。全国展開され広く一般の小売店で売られているブランド。知名度というよりも、取引関係が広く普遍的であることの意味に使われることが正しい。PB、SBなどとの対比で使われる。ビッグジョンももちろんNBのひとつである。



NC[エヌシー]
National Chain:全国チェーン。連鎖店でその展開規模が全国的なものの略。一定地域に限られたチェーン店はRC(ローカルチェーン)と略する。

O


OE(糸)[オーイー]
Open Endの紡績糸。空気精紡方式で紡がれた綿糸などの糸。一旦個々の繊維がバラバラになって他と離れて開放される状態を経由するのでこう呼ばれる。



OFFSET CENTER LOOP[オフセットセンターループ]
ヒップライン中央のダブルステッチ縫製部を避けてつけられた最後部のベルトループのこと。ベルトループ下部が斜めにオフセットされているタイプと上下ともにオフセットされたタイプが存在する。生地が重なり厚地になった部分を避けて縫製することで生産効率化を目指した仕様とも言われる。縫製技術の発達により現在では、ヴィンテージ・タイプ以外のジーンズでは見ることのできない仕様。



ONE WASH[ワンウォッシュ]
もっとも簡便な洗い加工の方法。約60℃程度の湯で洗い、織物に付着した糊剤、樹脂などを除く。染料はあまり落ちず色相は濃いまま、風合もまだ固い。



OVERALLS[オーバーオール]
ワークウェアの代名詞的アイテム。下半身だけでなく上半身もカバーするつなぎ状の形が特徴。かつての労働者たちは着ている服の上からこれを穿き、オーバーオールの由来もそこからくる。



ONS/OZ[オンス]
1オンス=28.4グラム。英米で使われるヤード・ポンド法の重さの単位。デニムの厚さの表示に使い、1平方ヤード(90×90cm)の重さをオンスで表す。メンズベーシックジーンズの生地は14オンス前後。一着分の生地ではサイズにもよるが約600g程度にもなる。

P


PAINTER PANTS[ペインターパンツ]
オーバーオールの胸当て部分をカットしたデザインを持つワークウェア。従って、スケールポケットやハンマーループを備えていることが条件となる。重ね着を前提としているため、基本的にルーズなシルエットである。



PANTS[パンツ]
米語で通常「ズボン類」のこと。一般的な「スラックス」「パンタロン」までも含めての用語。この場合下着類を意味しない。



PATCH POCKET[パッチポケット]
貼り付ポケットのことで、その形はさまざまである。
(フォーパッチポケットジーンズ 参照)



PATCH WORK JEANS[パッチワークジーンズ]
ニーパッチ(膝当て)やシートパッチ(尻当て)をアクセントとしたジーンズの総称。このパッチには、布、レザー、スエードなどを使用して、より丈夫なジーンズになるという機能性も兼ねている。



PATTERN[パターン]
洋服を作るためには、生地を身頃や前立てなど各パーツに裁断する必要があるが、パターンとはその裁断パーツの元となる型紙のこと。このパターンが、どれだけ人間の身体が持つカーブに合わせられるかが洋服の気やすさを左右する。ただし、パターンにカーブを取り入れると型どりにロスが起きるので、ワークウエアとして作られるジーンズにはあまり採用されることはない。ジーンズのパターンへの曲線導入は、ファッションとしてのジーンズ作りに取り組んだ日本の功績が大きい。



PB[ピービー]
Private Brand:プライベートブランド。個々の小売店(チェーン)が独自に展開する自己ブランド。SBともいう。



PEDAL PUSHER JEANS[ペダルプッシャージーンズ]
ペッグトップのように丸みをつけたシルエットで、自転車のチェーンにからまないように、裾口を細めたデザインのジーンズのこと。



PEG TOP SILHOUETTE[ペッグトップシルエット]
ヒップがブカブカで、極端に細い裾口のズボンのこと。この名は、そのシルエットがペッグトップ(西洋ナシ型の木製コマ)に似ていることに由来している。



PIPED STEM[パイプドステム]
「パイプの柄に似た」というぐらいの意味で、ヒップの上からスソまで一定の比率でまっすぐ細くなっていくシルエット。アイビー・スラックスがその典型である。ビッグジョンのストレートジーンズの基本であり、特に104品番はパイプドステムの1つの典型である。



PIQUE[ピケ]
組織:ピケ織またはベッドフォード・コード織
特長:ホワイトジーンズなどによく見られる、細いうね織りの厚地木綿のこと。一般にピケというと緯方向に畝のある織物をいい、波形の畝のあるものはアートピケ(Art pique)と呼ばれる。また経ピケ(Warp pique)は、別名ベッドフォードコード(Bedford cord)とも呼ばれ、経方向に太目の畝(うね)を織りだした厚手の丈夫な織物。畝の立体感と腰の強さと感触が好まれる。



PL[ピーエル]
Product Liability:製造物賠償責任のこと。メーカーの責任による製品の欠陥で消費者などが被害を受けた場合、消費者にはメーカー側の原因を立証できないうらみがあった。しかし近年消費者保護の観点からも法制が整備され、メーカー側の対応もより真剣になっている。欠陥のテレビが原因で火災に至るなどが事例である。ジーンズ関連では縫製工程での針の混入によるケガの防止などが課題。



POLYESTER[ポリエステル]
合成繊維。シワになりにくく、耐熱性にも優れているため、衣料用に多く使われている。ナイロン、アクリル繊維と共に三大繊維と呼ばれる。



POLYNOSIC[ポリノジック]
木材パルプを原料とするセルロース系再生繊維。絹のように美しい光沢がある。染色性がよい、洗濯に強い、などのメリットがある。日本で発明されヨーロッパで改良される、という珍しい経歴を持つ。



POLYURETHANE[ポリウレタン]
合成繊維。伸縮性に富み、5~8倍の伸長率を誇る。そのため、ストレッチパンツなどに多く用いられる。



POP[ピーオーピー]
Point of Purchase:購買場所で表示される販促物の種類。旗、のぼり、ポスター、説明カードなど季節感や商品説明などに工夫を凝らす。POP用品などという。



PREMIUM JEANS[プレミアムジーンズ]
「プレミアム」(特別割増価格)の価値のあるほどのジーンズの意味が語源。通常欧米の著名なデザイナーのジーンズなどをさすが、最近では数万円でデパート、専門店などで販売される高価格ジーンズを意味する。



PRINTED DENIM[プリンテッドデニム]
プリントされたデニム地をプリンテッドデニムと呼ぶ。プリント柄は、花柄、葉っぱ柄、果物柄などが多い。

Q


QC[キューシー]
Quality Control:品質管理のことで、製品やサービスの品質が一定の水準を保つように、検査・評価・修正・改善などを行う管理法。



QUALITY COMES FIRST[クオリティカムズファースト]
「品質はすべてに優先する」という意味。連綿と続く、ビッグジョンのリーガル(製造)理念である。

R


RAILRODER OVERALL[レイルローダーオーバーオール]
胸当て付きのオーバーオールで、細いストライプが入ったデニム地で作ったもののこと。線路工夫が作業用として、よく着用していたことから、この名がつけられた。



RANCHERO PANTS[ランチェロパンツ]
現在はほとんど使用されていないが、ブルーデニムパンツ(ブルージーン)の別名。ランチェロとは、牧場労働者のことを指し、ブルージーンの中でも、特にヘビーウエイトデニムで作られた、サスペンダー付きのデザインのものをこう呼んでいた。



RARE JEANS[レアジーンズ]
世界最高のジーンズを目指して、1980年にビッグジョンが完成させたジーンズ。古い力織機を直すことから始めたデニムなど、一切の妥協を省いて創り上げたため、採算は全く度外視。一部に、ビッグジョンの大いなる自己満足との声もある。



RC[アールシー]
Regional Chain:地域チェーン。連鎖店でその展開規模が地域的なものの略。展開が全国規模のチェーン店はNC(全国チェーン)と略する。



REAL THING[リアルスィング]
リアルスィングとは、「本物」という意味。最近流行の、作られた古着のことではなくて、本物の古着や中古品のことをリアルスィングという。



RECYCLE DENIM[リサイクルデニム]
大地を象徴するジーンズでさえ、大地を汚さずには生まれない。そんな悲しい現実を少しでも変えるために、リサイクル素材を研究し続けてきたビッグジョンが生み出した世界で初めての、綿100%リサイク ルデニム。ジーンズの製造工程上に出る端切れなどを再生したもので、注目を集めている。



REGULAR CUT[レギュラーカット]
数あるジーンズのシルエットの中でも世界的に定番である最もオーソドックスなストレート。



REGULAR STRIGHT[レギュラーストレート]
品番103に採用されている、少しゆとりのストレートシルエット。日本人の体型を徹底的に研究したビッグジョンが作り上げた『日本人に最も似合うストレート』である。



REINFORCED SEAM[レインフォースドシーム]
レインフォースとは「補強する」の意味で、ジーンズの両脇にある太い色糸ステッチのこと。現在では2本針のダブルステッチが普通だが、かつてはトリプルステッチが主流で、その名残がワークパンツのディテールに見られる。



REMAKE JEANS[リメイクジーンズ]
小さくて穿けなくなったり、ボロボロになったりしたジーンズを寄せ集めて1本分の生地にし、それを仕立て直した再生ジーンズのこと。また、部分的に古いジーンズなどで当て布をしたジーンズ、及びわざと穴を開け、ステッチにて破れを直し、新しい付属を付けるなど再加工したジーンズの総称を指す。



REPLICA[レプリカ]
もともとの意味は「絵画などの複製品」。ジーンズでは自社、または他のメーカーが過去に出した歴史的名品番の複製のことを指す。



RFID[アールエフアイディ]
Radio Frequency Identification:直訳では「無線識別」。従来のバーコード式の商品識別に代わって、商品自体またはタッグに付けられた小さな「ICチップ」で商品を識別する方法。「非接触」で、「大量」に商品処理が可能。POS売上、棚卸などに有用。



RIDER JACKET[ライダージャケット]
オートバイに乗るときのための軽快なジャンパー。黒表革のオートバイ乗り用のジャンパー。危険性防止という点から機能性、第一につくられている。裾口のベルト留めと、斜めにつけられたジッパーフロントなどが特徴的。最近ではオートバイブームもあって、ほんもののライダージャケットを街着に転用したり、ファッション化したものがある。



RISE[ライズ]
股上のこと。股上の浅いものを“ローライズ”、中間のものを“ミッドライズ”そして深いものを“ハイライズ”と区別している。



RIVET[リベット]
この小さな部品こそ、ジーンズとその他のボトムスの明確な違いなのかもしれない。その意味で、ビッグジョンもリベットには常にこだわっている。例えば、レアやエクストラといったこだわりのジーンズには銅製のモノ。ヴィンテージ感にこだわったシリーズには凸部をたたきツブした昔ながらのリベットを使用している。正式には凸部をリベット、凸部をバーと呼ぶ。



ROAD RUNNNER[ロードランナー]
60年代後期に早くも登場した、ビッグジョン初のサブブランド。カラージーンズを初めて日本に紹介したブランドである。タイトなシルエット。原色を用いた斬新なカラーリング。当時、新進気鋭だった湯村輝彦氏を起用したフラッシャーなど、先取性いっぱいのブランドであった。



ROLL-UP JEANS[ロールアップジーンズ]
裾をまくり上げたジーンズ。わざとそうやって着こなしたジーンズルックのことと、最初から折り返してあるジーンズのふたつの意味がある。前者は着こなしのテクニックのひとつであり、これに派手なソックスを合わせるなどして、一層の効果を演出する。後者の場合、折り返した部分にタータン・チェックを配するなどの工夫を施している。

S


SABRINA PANTS[サブリナパンツ]
映画「麗しのサブリナ」でオードリー・ヘップバーンが穿いて流行したパンツだが、これを現代的にデザインしたもの。脚にピッタリフィットした細身のパンツで、ふくらはぎの中位置の長さの7分丈が特長。



SADDLE BACK[サドルバック]
後ろに切り替えの入った、デザインのジーンズ。切り替えが馬の鞍(サドル)を思わせることから名前が付いた。



SAFARI POCKET[サファリポケット]
サファリジャケットのポケットに見られるような、フラップつきのプリーツポケットをジーンズに付けたもの。



SANFORIZED[サンフォライズド]
洗うと縮むというデニムの欠点を解消した防縮加工。生地に一定の水分を与え、サンフォライズ加工機により強制的に収縮させながら安定化させるという手法が取られる。1928年にアメリカのカルエット・ピーボディ社のサンフォード・カルエットが発明し、サンフォライゼーションと名付けられた。当初は同社のシャツに用いられていたが、全米のコットン素材製造業者からライセンス契約の申し込みが相次いだという。この防縮加工はジーンズにおいてはジッパーフライの普及にも大いに貢献した。



SATIN JEANS[サテンジーンズ]
コットンサテン、レーヨンサテンなど光沢のあるサテン地で造ったジーンズの総称。



SCALE POCKET[スケールポケット]
定規を入れるためのポケット。通例、オーバーオールやペインターパンツの右太もも外側についている。ワークパンツの特徴的なディテールのひとつ。



SCALLOPED YOKE[スカラップドヨーク]
スカラップは「帆立て貝」「扇形の飾り」などの意味。スカラップドヨークはウエスタンシャツなどに見られる扇形の切り替えのことである。



SCOVILL[スコービル社]
リベットやボタンなど。ジーンズの金属部分を取り扱う米国のメーカー。その歴史と品質の高さで有名。



SCULPTURED CORDUROY[スカルプチャードコーデュロイ]
コーデュロイの一種で、うねの部分がノミで彫られたようにデコボコとしたコーデュロイのこと。別名ファンシーコーデュロイともいう。また、織物のおもしろさを生かした、という意味で、テクスチャライズドコーデュロイとも呼ばれている。



SEAM[シーム]
ジーンズの脚のラインのこと。外側のラインをアウトサイドシーム、内側のラインをインサイドシームという。ちなみに股下の長さはインシームという。



SELVEDGE[セルヴィッチ]
織り端がほつれないよう施された生地の耳のこと。この耳の部分に色糸で施したラインにより赤耳、青耳などの呼び名が生まれた。



SHANK BUTTON[シャンクボタン]
ベースボールジャックやワーキングウエアによく使用されている、凸型と凹型とからなっている金属製ステップ型のボタンの総称。あるボタンメーカーではドットボタンと呼んでいるが、一般的にはこの名で知られている。ちなみに、シャンクとは靴の土踏まずの部分のこと。



SHAVING加工[シェービング]
グラインダーに巻き付けたサンドペーパーにより、ジーンズの綾目の山部分を擦り中古感を出す加工。モモやヒップなどはき込むことにより擦れる部分に一本一本、手作業で施す。ストーンウォッシュの前に開発された加工だが、現在でもモモの付け根にヒゲ状に表れる中古感を再現するヒゲ加工などで活躍。



SHEARING TOP POCKET[シャーリングトップポケット]
ゴム糸で布地を縫い縮めてヒダを出すことをシャリングといい、ポケットの上端をシャリングしたポケットのこと。



SHIRTING JEANS[シャーティングジーンズ]
シャーティングとは、コットンローンやリネン、ガーゼクロス、シャンブレー(平織綿布の一種)などのシャツ地のこと。これら、本来シャツ用の生地を、ボトム用にアレンジした生地で作ったジーンズを、シャーティングジーンズと呼んでいる。



SILHOUETTE[シルエット]
元来はフランス語で「影」の意味。ファッション用語では、ある衣服の大まかな形、細さ、太さ、長さなどの組み合わせで構成される外観上の形のこと。「細身シルエット」、「バギーのシルエット」などと表現する。



SKINNY JEANS[スキニージーンズ]
皮膚のように、足にぴったりとフィットしたジーンズのこと。スーパースリムジーンズともいう。



SLANTED POCKET[スランテッドポケット]
スラントとは「斜めの」「傾斜した」の意味。やや斜めにつけられたポケットのこと。スランティングポケットまたはアングルドポケットともいう。



SLEEK[スレーキ]
ポケットの袋地を呼ぶときに使われる言葉。バックポケットを補強するために内蔵された布地も同様の言葉で表現されることが多い。



SLENDER[スレンダー]
ほっそりとしたシルエットという意味で、スリム・シルエットに同じ。



SLIM[スリム]
一般に細いジーンズのことをスリムと思いがちだが、それは違う。スリムとは「ヒザ下からスソにかけて急激に絞り込まれた」シルエットのことである。従って、ヒップ、太ももはゆったり、ヒザからスソにかけて細くなる、ゆとりのスリムという物も当然存在する。ビッグジョンでは305など3から始まる品番をスリムと定めている。



SP[エスピー]
Sales Promotion:販売促進のこと。限定的意味としては販売される場所、売り場や小売店を限って行われる商品やサービスの告知活動のこと。MC(宣伝、別項)
とは区別された概念。



SPATS[スパッツ]
元来はくるぶしの上まである短いゲートルの意で、ひざから下の部分の衣服(ないしはき物)であったが。現在のスパッツは、極めて細身で腰や両足をつつみ、身体の動きにつれて伸び縮みできるようなストレッチ素材をもちいたボトムの一種をさす。ニット類が多用されているが、伸びるデニムなどの布帛も多い。特に女性がスマートな身のこなしや生活感を楽しむファッションとして着用することが多く、ジーンズの世界でも重要なアイテムの一つである。尚、足裏にかけてループをひっかけて両足部分を伸ばす構造のものもある。



SPIRIT[スピリット]
ビッグジョンのベーシックラインとしてロングセラーを続けるシリーズ。「日本人に最も似合うジーンズ」をコンセプトに、独自の体型調査から得たデータを基に作り上げたラインアップは、まさにパーソナルベスト。流行を追いかけるよりも豊富なサイズバリエーションや幅広いラインアップに力を入れるなど、ベーシックにこだわったシリーズ。'83年に発売開始。



STITCH[ステッチ]
「縫うこと」「縫い方」また、その種類の総称。ジーンズにおけるステッチの役割は、分厚いデニムをそれだけしっかり縫い合わせるか、という構造上必要な性質と、ヒップポケットの装着などに使われる、個性の表現手段としての性質の両方有り、そのどちらも重要である。



STONE WASH[ストーンウォッシュ]
ジーンズの中古感を追求する事により生まれた加工方法。石とともにジーンズを洗い、石とデニム地が摩擦することにより中古感をだす。1978年、ビッグジョンは世界で初めて「色落ちを楽しむ洗い加工」でストーンウォッシュを発売。



STRAIGHT[ストレート]
ジーンズの基本となるシルエットで、「ヒップからスソにかけて、まっすぐ一定の比率で細くなる」もの。ビッグジョンでは103など1から始まる品番がそれにあたる。



STRAIGHT DOUBLE SIITCH[ストレートダブルステッチ]
ヒップポケットに走る、2本のまっすぐなステッチは、ビッグジョンのシンボルとも言え、商標登録がなされている。(No.1515225)シンプル・イズ・ザ・ベストのビッグジョンの思想を表現する。



STRECH[ストレッチ]
「伸ばす」「広げる」などの意味。ポリウレタンなど伸縮性のある化学繊維を織り込んだ素材の特性を活かし、カラダにぴったりフィットしながら、自在に動けるストレッチパンツなどがレディースでは人気。メンズ市場ではあまり馴染みはないが、穿き心地の良さからアダルトジーンズに多く見られる。



STUDED JEANS[スタデッドジーンズ]
スタッド(飾りビョウ)を、ジーンズの脇のシームや、ヨークのシームに沿って打ち込み、それをアクセントにしたジーンズのこと。



STUD WORK[スタッドワーク]
パッチワークなどと並ぶディテールアクセントの一つである。ジーンズのポケットや脇の縫い目に沿って、あるいは裾口などにスタッド(飾りビョウや飾りボタン)を打って、アクセントにすること。



SUPER SLIM JEANS[スーパースリムジーンズ]
(スキニージーンズ 参照)



SURPLUS-WEAR[サープラスウェア]
軍隊の放出品のこと。機能性や頑強さに全く妥協を許せないサープラスウェアは、かつての労働服と同じように、カジュアルウェアの重要なアイデアソースのひとつである。



S撚り/Z撚り
糸は繊維を整え細く引き伸ばしながら撚りをかけることにより作られる。この撚り方向には右と左があり、右撚りをS撚り、左撚りをZ撚りと呼ぶ。この糸の撚りはS撚りが主流であり、綾織りの方向と密接に関連してくる。S撚りの糸で右綾に織ると糸の撚りが戻る方向と綾目の方向が逆になるため綾崩れをおこし、生地表面がざっくりとした風合いになる。反対に左綾の場合は、綾目と糸の撚りの戻りが同一方向になるため綾目が締まりきれいに整うことになる。これが左綾がタテ落ちしやすいという理由のひとつでもある。

T


TAB[タブ]
バックポケットの回りに縫いつけられたブランドを表す織りネームのこと。



TALON[タロン社]
スコービルがリベット・ボタンの名門なら、タロンはジッパーの名門メーカー。品質の高さで絶大なる信頼を受けている。



TAPERED[テーパード]
「先が次第に細くなった」の意味。たとえば、ストレートジーンズは、「ヒップから太もも、スソにかけて、まっすぐテーパードしている」ワケである。



TENCEL[テンセル]
英テンセル社が「テンセル」、オーストリアのレンチング社が「リヨセル」の名称で生産している繊維素繊維。レーヨンは木材パルプを化学反応で溶解・再生するのに対し、テンセル等は溶剤でとかすだけの工程で作られる。公害もなく環境に良い。強度にまさり、ハリ、コシがありながら風合は全体として柔らかで独特の光沢がある。ビッグジョンでも、レディースやアダルト向けで商品化している。ソフトジーンズの代表商品として、特に婦人層に愛好者が多い。



TODDLER[トドラー]
「よちよち歩き」の意味で、その年頃の幼児のことを指す。ビッグジョンではU・BOATがトドラー向けのブランドである。



TOPPING[トッピング]
中古ジーンズに特有の削れた部分についた汚れ感を出す染め加工。ブラウン、グレー、グリーンなどの染料が使われる。1990年代初頭の開発時にはタンニンなどの天然染料が用いられたが、染料の定着性が悪く化学染料へとシフトした。



TRIPLE STITCH[トリプルステッチ]
ワークウェアの伝統的なディテール。ハードな作業にも耐えるために、3本針で縫う細心の縫製である。



TROUSERS[トラウザー]
基本的にはメンズのズボンのことであるが、スーツなど上着と揃いになったものに使われることが多い。語源は、16世紀頃のケルト人の末裔たちが穿いていたトゥルーズから、と言われている。



TUCK[タック]
「織り込む」という意味。本来はスソ上げなどの作業もタックに入るが、一般的には、造形的なシルエットを創るために、布の一部をつまむことをいう。トラウザー(チノパン)で多用される。


TUNNEL LOOP[トンネルループ]
野球のユニフォームに見られるような幅広のベルト通し。



TWILL[ツイル]
綾織物のこと。サージと似ているがツイルの方が綾の角度がきつい。デニムはツイル織物のひとつ。



TWO WAY STRETCH[ツーウェイストレッチ]
ストレッチ素材は縦方向と横方向と、縦・横共に伸びるツーウェイストレッチがある。機能性・審美性から近年レディースのジーンズ需要が特に多く、横方向のストレッチが一般的である。横ストレッチは製織上縦より難しさは少なく単価もこなれるが、ストレッチ素材そのものの安定性は難しいものがある。以上のことからツーウェイストレッチは年齢層の高いマーケット向けが多く、素材そのものも高価。

U


U・BOAT[ユーボート]
子供達になるべくはやいうちから、本物のジーンズのすばらしさを教えてあげたい。そんな気持ちから生まれた、ビッグジョンのドドラー向けブランド。小さくても本格派。'84年スタート。



UNCUT CORDUROY[アンカットコーデュロイ]
ベロアや綿ビロードによく似ている、うねのないコーデュロイのこと。特長は、ベロアと比べるとやや重量感があり、表面はラフな肌ざわりであることが挙げられる。



UNION SPECIAL[ユニオンスペシャル]
(チェーンステッチ 参照)



UNISEX[ユニセックス]
同一のという意味で、性別を意識しない服装のことを指すときに用いられる。またモノセックス(Monosex)ともいう。ジーンズファッションは色柄、素材など男女共通の商品企画が可能である為、性別、年代、世界間を超えるグローバルな衣服となった。



USED[ユーズド]
本来の意味はもちろん中古衣料。しかしジーンズ業界内では、むしろ中古衣料のように見せる加工、また加工されたジーンズを指す。穿きこんだジーンズのアジを追及する動きは、かなり以前からあり、ビッグジョンが'79年に発表したW-WASHがその始まりである。

V


VELOURS[ベロア]
表面にビロードのようなケバのある、なめらかな光沢を備えた織物。



VINTAGE[ヴィンテージ]
「年代物」「良質の」といった意味。ジーンズにおいては製造年代が古く、希少価値の高い中古品。または、その復刻版の意味。

W


WALE[ウエール]
コーデュロイのうねの太さを表す単位。1インチ間に何本のうねがあるかが基準で、例えば8ウエールなら1インチ間に8本だから太めのうねとなり、14ウエールなら14本だから、細めのうねであることがわかる。もともとの意味は、鞭跡のミミズバレのことを言い、後に転じて、織物におけるうねの事を指すようになった。



WARM UP JEANS[ウォームアップジーンズ]
裏をキルティング使いにしたり、ネルを貼り合わせたりして、暖かさを追求すると同時にロールアップ(裾を)したファッション性を楽しむジーンズ。



WASH OUT JEANS[ウォッシュアウトジーンズ]
ウォッシュアウトは「洗いざらしの」「色のさめた」といった意味で使われている。つまり、ブルージーンズを5回ほど水洗いした感じのものをいう。ブリーチアウトジーンズと本来のインディゴブルージーンズの中間の感覚を狙ってつくられたもの。



WASH加工[ウォッシュ]
ジーンズを洗い、薬品に浸け、機械でコスることで、色合い、風合いを変化させること。その始まりとなったのが、1968年にビッグジョンが生み出したBIG WASHである。以降、現在までのビッグジョンの開発するWASH加工や新色は、常に世界のジーンズシーンをリードしており、バリエーションの豊富さは世界でも随一である。



WATCH POCKET[ウォッチポケット]
別名コインポケット。ジーンズのことを5ポケットなどというが、その所以が、右前部のポケット中に取り付けられたこの小さなポケットである。その昔、労働者たちが懐中時計を入れるために使った。



WESTERN BELT[ウエスタンベルト]
アメリカ西部のカウボーイが用いたベルト。革に模様を細工してあり、幅広で大きいバックルが特長的。



WESTERN FLAP POCKET[ウエスタンフラップポケット]
ウエスタンシャツに見られる、独特な変わりフラップポケットのこと。扇形、変形扇形、二つ山、三つ山など、フラップにはいろいろなデザインがある。



WEST POINT[ウエストポイント]
ウエストポイントはニューヨーク州東南部・米軍陸軍士官学校のある地名で、戦後ここに米軍の軍服用織物の規格に基づいて、日本から大量に輸出されたことから、これがその生地の名前となった。



WIDE[ワイド]
「幅の広い」という意味。ワイドストレートは、ヒップ、太股からスソまで幅広く、ワイルドなイメージが強い。ワイドスリムは、ヒップ、太股はゆったりしているが、その分膝下から裾にかけての絞り込みは急で、造形的なイメージを与える。



WOLVO[ウォルボ]
「デニム&カーキー」をテーマに、'85年にスタートした、大人の男性に向けてのカジュアルウエアの総合ブランド。



WOOL LINED JEANS[ウールラインドジーンズ]
裏地がウールの防寒用ジーンズのこと。ブランケットラインドともいわれ、毛布のような厚いウール地を使っていたことからその名がついた。現在は、ウールだけではなくて、綿フラノ(ネル)などを張り付けたものが多い。



WORLD WORKERS[ワールドワーカーズ]
日本に初めてワークウェアを体系的に紹介したブランド、スタイルだけでなく機能性までも再現したこだわりのアイテム群にはプロフェッショナルからも「信頼に値するブランド」と高い評価を受けている。'75年に発売開始。



W(ダブル)ディップ・デニム
インディゴデニムは、別項のようにロープ染色法という工程で、インディゴ染料の浴槽(バス)の中を一工程で通常7~10回通過して染色された経糸で作られる。その回数にあき足らず、さらにもう一度以上同じ工程をくりかえして、より「濃度の高い」経糸を作ることがある。これをWディップデニムという。色の濃さをアピールする先端ジーンズの原料となる。

X


X LOOP[Xループ]
ベルトループがX字型のループ。



XXXX-DENIM[フォーエックスデニム]
綿・糸・織り・染めの4つの要素にX、つまり最高のランクを持つデニムである。BIG JOHNのエクストラジーンズに採用されていた。
(EXTRA 参照)

Y


YARN[ヤーン]
「つむぎ糸」と訳される。天然素材、化学素材、また長繊維、短繊維の区別なく、原糸として使用する場合はヤーンと呼ぶ。しかし、2本以上の原糸をよりあわせて、縫糸などの二次的な製品になった場合は、スレッドと呼んで区別することも多い。

Z


ZIP FLY / ZIPPER FLY[ジップフライ/ジッパーフライ]
ジーンズの前開部がジッパーによるもの。簡便さからこの方式が現在の主流である。1891年にシカゴのホィトコム・ジャドソンの手によって発明された。1900年代初頭に量産化が行われた。
(BUTTON FLY 参照)


アウトシーム
ジーンズ外側の前身頃と後身頃を縫い合わせた部分。《割り縫い》と《巻き縫い》がある。ちなみに内側の縫い目はインシームという。



アウトレット
メーカーが季節外れや余剰品、サンプルなどを定価より大幅に安く販売すること。その店をアウトレットショップという。最近は小売企業も手がけることが多い。アウトレット店を集約したショッピングセンターも増加している。



アーシーカラー[earthy color]
大地のような色ということで、アース・トーン、アースカラーと同義語。地球上にある自然色というのがその大意で、べ ージュ、オリーブ、サンド・カラー、カーキなどがある。自然指向が人間の基本的な欲求である以上、決してなくなることはない流行色といえよう。



脚長ジーンズ
現代の女性の願望の一つは痩せて見えること、スラリと脚(あし)が長く見えることである。ストレッチ素材を使ったり、シルエットパターンを改善して脚が長く見える商品が多く企画されている。



アタリ
デニムの色が落ちた状態のこと。ジーンズを穿き込んだ時にできる《タテ落ち》や《ヒゲ》、《ハチノス》などを指して、「アタリが出てきた」などという。



アメリカンカジュアル
アメリカの明るい活動的なスタイルを指し、ジーンズ、Tシャツ、スポーツウエアなどが中心のカジュアルファッション。略してアメカジと呼ばれる。



綾織り【あやおり】
デニムのように生地表面に綾目が斜めに表れる生地のことを綾織り物と呼ぶ。綾目は斜文線、または綾線とも呼ぶ。デニムではインディゴ染料で染められたタテ糸が表面に表れ、ヌキ糸とも呼ばれる白糸が裏面に出る。デニム以外にもチノーズなどのカジュアルウエアに使われるツイルなど綾織り物の種類は多い。



洗い加工
(WASH加工参照)



アンカットコーデュロイ[UNCUT CORDUROY]
ベロアや綿ビロードによく似ている、うねのないコーデュロイのこと。特長は、ベロアと比べるとやや重量感があり、表面はラフな肌ざわりであることが挙げられる。



アンクルブーツ
くるぶしまでの深さのブーツを総称していう。



安全縫い(インターロック)
2本針5本糸で縫い目を形成。地縫い(二重環縫い)+裁ち目かがり(縁かがり縫い)の独立した2種類の縫い目が同時に形成され、強度が必要な箇所に用いられる。ブラウスの脇や袖、ジーンズの内股などに使用。


イージーパンツ
通常のジーンズが身体にピッタリとフィットして、余裕が少ないのに対して、ゆったりとした型紙や伸縮性のある素材などを使ったジーンズパンツ類の総称。



イソ14000、イソ9000 [ISO14000、ISO9000]
International Organization for Standardization。国際標準化機構(本部スイス)は各国の工業規格の統一、例えばねじくぎの寸法仕様などを取り決めている。商品、製品、サービスの品質保証に関する規格がISO9000,環境の維持保全に関する企画がISO14000である。小売サービス業も申請や認可に熱心であり、企業あげての意識向上の運動につなげている。



インクジェットプリント
従来のプリント手法はシルクスクリーンプリントと呼ばれ、染料をのせる版が色の数だけ必要であり、また写実的な表現が難しかった。インクジェツトプリントでは製版が不要で、複雑なデザインも高精細なプリント技術で簡単にでき、しかも黒や濃色などの色物にもプリントができるという特徴がある。



インサイドネーム[INSIDE NAME]
(織りネーム 参照)



インターロック[INTERLOCK]
両耳付きの割縫い、片耳付きの割縫い、そして耳なしの割縫いの次に生まれた縫製仕様。生地を合わせ縫いし、生地端を割らずにかがり縫いする方法で、広幅デニムの普及と共に大量生産を可能にした縫製方法。



インディゴ[INDIGO]
植物の藍から取れる青色染料のこと。もとは植物中のインディカンが分解し、さらに酸化することで得られる天然染料独特の深みを帯びたブルーはインディゴブルーと呼ばれデニムの染色に多く使われている。これがジーンズの代表的カラーである。本来は虫除け用として染められたといわれているが、約100年前にその合成法が確立された。おそらく世界的にも、歴史的にも人類に最も愛されている染料のひとつであろう。


ウエスタンフラップポケット[WESTERN FLAP POCKET]
ウエスタンシャツに見られる、独特な変わりフラップポケットのこと。扇形、変形扇形、二つ山、三つ山など、フラップにはいろいろなデザインがある。



ウエスタンベルト[WESTERN BELT]
アメリカ西部のカウボーイが用いたベルト。革に模様を細工してあり、幅広で大きいバックルが特長的。



ウエストポイント[WEST POINT]
ウエストポイントはニューヨーク州東南部・米軍陸軍士官学校のある地名で、戦後ここに米軍の軍服用織物の規格に基づいて、日本から大量に輸出されたことから、これがその生地の名前となった。



ウェリントンブーツ
ヒザ下くらいの深さのロングブーツのことで、普通ソフトなレザーで作られる。ロングブーツのうちでも最もシンプルな型として知られているが、このブーツはワーテルローの戦いで、ナポレオンを破ったイギリスのアーサー・ウェズリー将軍(後のウェリントン公)の名に因んで名付けられたもの。ジョッキーブーツやトップブーツのように折り返し(ターンオーバートップ)がないところが大きな特徴で、色はタンブラウンが一般的。



ウエール[WALE]
コーデュロイのうねの太さを表す単位。1インチ間に何本のうねがあるかが基準で、例えば8ウエールなら1インチ間に8本だから太めのうねとなり、14ウエールなら14本だから、細めのうねであることがわかる。もともとの意味は、鞭跡のミミズバレのことを言い、後に転じて、織物におけるうねの事を指すようになった。



ウォッシュアウトジーンズ[WASH OUT JEANS]
ウォッシュアウトは「洗いざらしの」「色のさめた」といった意味で使われている。つまり、ブルージーンズを5回ほど水洗いした感じのものをいう。ブリーチアウトジーンズと本来のインディゴブルージーンズの中間の感覚を狙ってつくられたもの。



ウォッシュ[WASH加工]
ジーンズを洗い、薬品に浸け、機械でコスることで、色合い、風合いを変化させること。その始まりとなったのが、1968年にビッグジョンが生み出したBIG WASHである。以降、現在までのビッグジョンの開発するWASH加工や新色は、常に世界のジーンズシーンをリードしており、バリエーションの豊富さは世界でも随一である。



ウォッチポケット[WATCH POCKET]
別名コインポケット。ジーンズのことを5ポケットなどというが、その所以が、右前部のポケット中に取り付けられたこの小さなポケットである。その昔、労働者たちが懐中時計を入れるために使った。



ウォームアップジーンズ[WARM UP JEANS]
裏をキルティング使いにしたり、ネルを貼り合わせたりして、暖かさを追求すると同時にロールアップ(裾を)したファッション性を楽しむジーンズ。



ウォルボ[WOLVO]
「デニム&カーキー」をテーマに、'85年にスタートした、大人の男性に向けてのカジュアルウエアの総合ブランド。



裏毛生地【うらけきじ】
組織:編物
特長:裏毛は緯編の一種で、表面は平編のように見えるが、裏面には太い甘撚りの糸が緯方向にパイル状に浮いて並んで見える。これを起毛して裏毛を立て肌着として使うことが多かったので、この名称が使われている。この布地は、地が厚く、保温性があり、吸汗性にもすぐれ、カジュアルウェアやジーンズ用素材に使われる。



ウールラインドジーンズ[WOOL LINED JEANS]
裏地がウールの防寒用ジーンズのこと。ブランケットラインドともいわれ、毛布のような厚いウール地を使っていたことからその名がついた。現在は、ウールだけではなくて、綿フラノ(ネル)などを張り付けたものが多い。


エクストラ[EXTRA]
ビッグジョン量産ジーンズの中でも、特に高品質バージョンにこの名が付けられていた。その歴史は古く、'77年に15.5ozヘビーオンスデニムで創ったモデルが第1号。
(XXXX-DENIM 参照)



Xループ[X LOOP]
ベルトループがX字型のループ。



エコロジーファッション
エコロジーとは生態学の意味で、自然保護を視野に入れ、無公害の素材を使用した服装や生活様式のこと。



エヌビー[NB]
National Brandの略。全国展開され広く一般の小売店で売られているブランド。知名度というよりも、取引関係が広く普遍的であることの意味に使われることが正しい。PB、SBなどとの対比で使われる。



エフアール[FR]
Fitting Room:試着室のこと。



A-ライン[A-LINE]
1955年春夏コレクションでディオールが発表。一世を風靡したライン。アルファベットのAに似た、スソ広がりのシルエット。



Lポケット[L POCKET]
エル型のフロントポケットのこと。



エンブロイダードジーンズ[EMBROIDERED JEANS]
ふくらはぎやヨークのあたりに、刺しゅうをあしらったジーンズのことを総称する。


オーセンティック[AUTHENTIC]
本来の意味は「本物の」「真性の」。ファッション用語で使われる場合は、高級感のある正統派スタイルの意味。



オーバーオール[OVERALLS]
ワークウェアの代名詞的アイテム。下半身だけでなく上半身もカバーするつなぎ状の形が特徴。かつての労働者たちは着ている服の上からこれを穿き、オーバーオールの由来もそこからくる。



オフセットセンターループ[OFFSET CENTER LOOP]
ヒップライン中央のダブルステッチ縫製部を避けてつけられた最後部のベルトループのこと。ベルトループ下部が斜めにオフセットされているタイプと上下ともにオフセットされたタイプが存在する。生地が重なり厚地になった部分を避けて縫製することで生産効率化を目指した仕様とも言われる。縫製技術の発達により現在では、ヴィンテージ・タイプ以外のジーンズでは見ることのできない仕様。



織糸(の変化)
最近では、デニムなどジーンズに使われる織物素材に、主として外観上の変化を与える目的でさまざまな糸が開発されている。ムラ糸とは、一本の糸の太さが均一でなく目でわかるほど太かったり細かったりする仕上りにするものをいう。スラブ糸とはさらに一本の糸のところどころにスラブ(こぶのような固まり)を作ったものをいう。これら変化した糸を通常の均一な糸と引き揃えたりして、織物の経糸に使用し特に製品洗いの後に経ムラ感や雨ふり感などの外観を楽しむことが多くなっている。ジーンズに固有のユーズド感覚、中古感覚ならではの手法である。



織物の加工
ブルーデニムは糸(先染め)の段階で染色をするが、他の織物(反染め)は製織後に後加工を行う。デニムも最終の仕上げ加工が非常に大切となりつつある。物性的な後加工もあったが、近年、素材の差別化(加工時の差別化)として重要である。



織物の三原組織
織物の組織には、基本的な組織として、平織、斜文織(綾織)、朱子織とがあり、これらを織物の三原組織という。



織りネーム/インサイドネーム
品番(サイズ)タグとは別に主にジーンズの内側に縫い付けられる布製ラベルのこと。ブランド名の他にサイズ、防縮加工が施されたデニムであることなどの情報が縫い込まれることもある。



オールインワン
ツナギ服のこと。



オンス[ONS/OZ]
1オンス=28.4グラム。英米で使われるヤード・ポンド法の重さの単位。デニムの厚さの表示に使い、1平方ヤード(90×90cm)の重さをオンスで表す。メンズベーシックジーンズの生地は14オンス前後。一着分の生地ではサイズにもよるが約600g程度にもなる。


隠しリベット
バックポケットを補強したリベットは強度の点では最適なディテールだが、車や馬の鞍などを傷つけるというデメリットもあった。そこで各社が、そのデメリットを解消するための開発をしていくことになる。生地表面にリベットが出ないように打ち込むという方法で、生地裏側を見るとリベットがあることが分かる。コーンシールド・リベットとも呼ばれる。リーバイス・ジーンズでは1967年まで採用され、以後バータック補強へと変更された。



革新織機/シャットルレス織機【かくしんおりき】
ジーンズの需要拡大と共にシャットルを廃止した量産型織機が開発されていく。これを革新織機と呼ぶ。シャットルの代わりに小型の金属製グリッパー・フロジェクタイルを使用するグリッパー式や空気や水の噴射力を利用したジェット式などがそれ。生地幅も27インチから44インチ、48インチと進化し、現在では60インチ前後の広幅の生地が織布されている。



カジュアルフライデー
ビジネスマンを対象に週末の金曜日を会社でカジュアルな服装のできる日にしようという運動。



綛(かせ)染め
古くから行われてきた染色方法で、インディゴ染料を入れた槽の中に糸の束を浸けて染める手法。糸の芯まで深く染めるため、日本ではカスリの藍染めに使われてきた。BIG JOHN RARE "MEISTER"「レア・マイスター」R-003はこの染料方法で染まった糸を使用しています。



カッティング
シルエットのことを言う場合もあるが、本来は裁断という意味。《原反》をカッティングする。



カットオフジーンズ[CUT OFF JEANS]
別名チョップオフジーンズともいわれ、カットオフ(切り離す)したショートカットパンツのこと。切り離した部分は何もせずに、そのままにしてはく。



カツラギ[KATSURAGI]
厚地綾織り綿布の1種で、急傾斜のうねが表面に表れる。カラージーンズに多用される生地である。



カバーオール[COVER ALL]
自動車のエンジニアなどの作業着に見られる、つなぎ服のこと。服の上からすっぽりかぶるように着ることが名前の由来。



カバードボタン[COVERED BUTTON]
現在、主流をなす中央に穴のないキャップ付きボタンのこと。ボタンを打ちつける際に、内部で針が自動的に折れ曲がる精度が増したことにより、ドーナッツボタンに代わって一般的となった。



カーブベルト[CURVE BELT]
人間のウエストはくびれてるが、そのくびれに合わせて作られたウエストのパターン技術。レディースジーンズに使われていることが多い。



カプリパンツ[CAPRI PANTS]
婦人物でひざ上までの長さのジーンズパンツのこと。地中海のカプリ島などのリゾート地で軽快にはきこなすイメージからのネーミング。街着としてもおしゃれなファッションである。



カーペンタージーンズ[CARPENTER JEANS]
ワークウェアの一種でオーバーオールを原型にデザインされたジーンズ。工具入れのポケットや大きなヒップポケットが特徴。



ガーメントダイ[GARMENT DYE]
デニム用に糸を染めてから製品化するのではなく製品化後に染色する手法。製品染めとも呼ぶ。カラージーンズでは生成の糸で製品化してから各々の色に染色する場合が多い。生成だけでなくブルーデニムを色染めする場合もある。また、むら染めになるなど中古感覚が生まれることから、ストーンウォッシュの併用で古着の表現に欠かせないテクニックとして注目。



カラー[COLOR]
<色><色彩>のことだが、ジーンズ業界でカラーと言えば、ブルージーンズ以外の例えばカラージーンズやトラウザーなどの色を指す。



かんぬき止め
縫い目がほどけやすい箇所やポケットなどのあきを止めた部分を補強するための縫いで、かん止めともいう。


キッズ[KIDS]
キッズ、英語の子供「kid」の複数形。商品や小売店の子供むけの展開の時に使う言葉。



起毛【きもう】
起毛は文字通り、布の表面から繊維の毛羽をかき出すことであり、ソフトな風合いと表面効果が得られる。
緯糸に太い甘撚りの糸を使った生地の表面を起毛機の針布によってかき起こし起毛したもので、ネルやスエードなど高級起毛綿織物がある。また、別にエメリー・クロスというサンド・ぺーパーのようなもので、生地の表面をこすって軽く起毛し、ソフトな風合を出す方法もある。
サテン組織の綿布の主として経糸を起毛した「ブラッシュド・サテン」がジーンズ素材として有名。



キャド[CAD]
Computer Aided Design:コンピュータのソフトウエア手法を使って、画像や絵柄、色などを効率的に完成させる手法。織物や衣服のデザインの制作作業にも導入されている。ジーンズの生産では原型パターン(型紙)を制作したり、各サイズ毎に縮小、拡大する作業(グレーディング)等に応用される。



キャム[CAM]
Computer Aided Manufacturing:コンピュータのソフトウエア手法を使って、生産工程の設計や機械制御を行うことをいう。ジーンズ衣服の製造では、生地裁断時に身ごろなどの各パーツをロスの少ないよう効率よく並べつける作業(マーキング)などに導入されている。



キャンバス
組織:平織
特長:経緯に太番手の双糸または引きそろえ糸を使って平組織で密に織ったもので一重の織物としては最も地が厚く丈夫です。キャンバス、ダック、帆布は同じ意味で使われるが、一般にキャンバスの方は軽目のものを言い、ダックや帆布は厚目のものをいう。


空紡糸【くうぼうし】
紡績の大量生産化に根ざした開発により生まれた、空気紡績から生まれる糸のこと。スライバーをばらした繊維を高速回転するローターの中にいれて、遠心力により糸にする手法。リング紡績に較べ生産性は遥かに高いが、繊維の配列が悪く外側の撚りは強いが、内側の撚りは弱いというデメリットがある。現在アメリカやヨーロッパで生産されるジーンズにはこの空紡糸を使用したものが多い。オープンエンド紡績とも呼ばれる。



クオリティカムズファースト[QUALITY COMES FIRST]
「品質はすべてに優先する」という意味。連綿と続く、ビッグジョンのリーガル(製造)理念である。



クライドパンツ[CLYDE PANTS]
30年代のギャング「ボニーとクライド」を主人公とした映画でサスペンダーで吊って穿いた、クラシック、かつアメリカ農夫を思わせるイメージをもったパンツ。



クライマーパンツ[CLIMBER PANTS]
クライマーは「登山者」のこと。登山用のヘビーデューティなつくりのパンツのデザイン・機能箇所をモチーフしたパンツ。膝下がコットン厚地で二重になったりしたもの。



クラシックジーンズ[CLASSIC JEANS]
ファッションジーンズの対局をなす、昔ながらのジーンズという意味。具体的にはジーンズがファッションとしてブームを呼んだ、1950年代~1960年代以前までの、ベーシックなブルージーンズのことを指す。



クラッシュド加工[CRUSHED]
(ダメージ加工 参照)



グルカパンツ[GURKHA PANTS]
最大の特長は、ウエスト・ベルトのデザインにあり、ヒモと尾錠で前を留める仕掛けになっている。グルカは旧英領のインド軍のグルカ兵にちなむ。こうしたデザインがアイビー調のパンツ、ショーツ、スカートにも取り入れられている。



グレーディング
マスターパターンを各種サイズのパターンに拡大・縮小することで、この拡大・縮小していく技術や過程のことをグレーディングという。



グローイングアップウエスト[G.U.W]
アダルトの体型変化に対応したカッティング。アダルト層の多くは、ウエストサイズでジーンズを選ぶと、ヒップや太ももががダブつき、カッコ良く穿けないという悩みを持つ。G.U.WではJIS規格(ヤング仕様)のウエストとヒップのドロップ差を見直し、大人が快適にスタイリッシュに穿けるサイズバランスを独自に開発、採用している。



クロッチリベット[CLOTCH RIVET]
ヴィンテージ・ジーンズに見られる股部分に打ち込まれたリベットのこと。リベットは補強縫製の進化と共に使用される箇所が減っていくが、この股リベットもそのひとつ。



クロップドジーンズ[CROPPED JEANS]
女性向ジーンズでまた下丈の短いものの一種。ひざとくるぶしの中間程度の丈の長さで、スリム系のシルエットのものが多い。語源としては、クロッブCROP「刈り取る」の意味からきたとされる。ミュール・サンダルとの組み合せで軽快な着こなしがポイント。


ケミカルウォッシュ[CHEMICAL WASH]
強力な酸化剤を生地に反応させることで色ムラを演出させる加工法。'80年代半ば頃、社会現象になるほどの世界的ブームをつくった。今でも一部の地域では熱狂的に指示されている。



原反
裁断される以前の生地のこと。デニムの場合はロール状にして縫製工場に納品される。生地幅は織布する機械の種類によって異なり、ヴィンテージタイプのジーンズに見られるセルヴィッチつきのデニムは27インチ前後だが、現在一般に使われている革新織機は60インチ前後と2倍以上もの広幅で織られている。


コアヤーン[CORE YARN]
ポリエステル糸の使用はジーンズの強度を増したが、インディゴとの馴染みの面では綿糸にはかなわない。そこで開発されたのがコアヤーン。これは糸の表面に綿糸、芯の部分にポリエステルフィラメントを使用するという画期的な手法。ストーンウォッシュなどの洗い加工の発達が生んだ糸といえる。



コインポケット[COIN POCKET]
(WATCH POCKET 参照)



腰ばき
ウエスト部分を腰より低い位置に下げてややルーズに見せる。ボードに乗る際に、腰をかがめる姿勢にあった太目のシルエット、ポケット位置の商品の影響を受けてデニム素材での商品並びに、穿きこなし方。



小尻ジーンズ
(美尻ジーンズ 参照)



コーズ[CORDS]
コーデュロイのこと。
組織:パイル織物
昔でいうコール天。元はフランス語のコール・デュ・ロワ(王のお仕着せ)の意味で、王朝時代、宮廷の労働者達にこの布で作った作業服を与えたのが始まりと言われている。ちなみにコーディロイを日本に最初に紹介したのもビッグジョンだった。
特長:経方向に毛羽(パイル)の畝があり、畝の太い、細いや風合いがいろいろある。畝の太さにより鬼コール(インチ間に6本前後)、中太コール(9本前後)、細コール(15本前後)、極細コール(20本前後)に分けられる。毛緯と経糸との組織の仕方で、ファースト・パイル(Wパイル)とルーズ・パイル(Vパイル)があり、ファースト・パイルの方が毛が抜けにくいが組織が粗い欠点もあり、ルーズ・パイルは風合いが良く腰のやわらかいコーデュロイになる。毛羽により保温性がすぐれ、秋冬の衣料に最適である。



コスチュームジーンズ[COSTUME JEANS]
ラメや模造宝石などをポイントにあしらった派手なジーンズのこと。ステージコスチュームなどに多く用いられることから、こう呼ばれている。



コーティング[COATING]
コートとは「覆う(おおう)」、「塗る」などの英動詞。生地の上からある目的をもって、合成樹脂などを塗布すること。



コットン[COTTON]
デニムを織る糸の原材料となる綿のこと。世界80ヶ国以上で生産されており、初めて栽培されたのは4,000年前のインドとされている。ちなみにビッグジョンではUSA(米綿)コットンを使用。
(綿・綿花 参照)



コンセプト
概念、観念、基本的な考え方のことをいう。


サスペンダー
通常「ズボン吊(つり)」のこと。腹部から両肩を超えて背中まで、ズボンのずり落ちを支える目的の一対のベルト(吊りひも)。ズボン(ジーンズ)に連続し同じ生地または別のゴムなどの材料が使用される。



サテン
組織:朱子織
特長:光沢が美しく、滑りのよいなめらかな感触をもった織物。布面に緯糸が多くあらわれたものを緯朱子といい、経糸が多いものを経朱子という。



サテンジーンズ[SATIN JEANS]
コットンサテン、レーヨンサテンなど光沢のあるサテン地で造ったジーンズの総称。



サドルバック[SADDLE BACK]
後ろに切り替えの入った、デザインのジーンズ。切り替えが馬の鞍(サドル)を思わせることから名前が付いた。



サープラスウェア[SURPLUS-WEAR]
軍隊の放出品のこと。機能性や頑強さに全く妥協を許せないサープラスウェアは、かつての労働服と同じように、カジュアルウェアの重要なアイデアソースのひとつである。



サファリポケット[SAFARI POCKET]
サファリジャケットのポケットに見られるような、フラップつきのプリーツポケットをジーンズに付けたもの。



サブリナパンツ[SABRINA PANTS]
映画「麗しのサブリナ」でオードリー・ヘップバーンが穿いて流行したパンツだが、これを現代的にデザインしたもの。脚にピッタリフィットした細身のパンツで、ふくらはぎの中位置の長さの7分丈が特長。



サルファー染料/サルファーボトム
サルファーは合成インディンゴが高価だった時代に代替染料として用いられていた硫化染料のこと。竪牢度が高く安価であることがメリットとされ、インディゴ染料の下染めとして使用し、インディゴ染めの回数を少なくするために使われた。この下染めをサルファーボトムと呼ぶ。語源は染料分子中に硫黄(サルファー)を含むことから来ている。



サンドウォッシュ(サンドブラスト)
デニムジーンズの後加工ウォッシュ方法の一つで、1990年頃から人気が出てきた。天然の砂粒または人工的に作った「アルミナ」という細かい粒子を、圧縮空気の高圧ノズルからジーンズのヒザや尻などに吹きつけて、着古した感じを作り出す。粉塵やあたり感のボカシ処理など、量産への障害に対する装置の工夫などが図られて、ジーンズ洗い工程に欠かせない変化の一つとなった。中国ホンコンの工場では実際の砂の代わりに、脱色剤を液状噴霧している場合もある。



サンフォライズド[SANFORIZED]
洗うと縮むというデニムの欠点を解消した防縮加工。生地に一定の水分を与え、サンフォライズ加工機により強制的に収縮させながら安定化させるという手法が取られる。1928年にアメリカのカルエット・ピーボディ社のサンフォード・カルエットが発明し、サンフォライゼーションと名付けられた。当初は同社のシャツに用いられていたが、全米のコットン素材製造業者からライセンス契約の申し込みが相次いだという。この防縮加工はジーンズにおいてはジッパーフライの普及にも大いに貢献した。


シェービング[SHAVING加工]
グラインダーに巻き付けたサンドペーパーにより、ジーンズの綾目の山部分を擦り中古感を出す加工。モモやヒップなどはき込むことにより擦れる部分に一本一本、手作業で施す。ストーンウォッシュの前に開発された加工だが、現在でもモモの付け根にヒゲ状に表れる中古感を再現するヒゲ加工などで活躍。



ジェントリーフレアードジーンズ[GENTLY FLARED JEANS]
フレアードタイプに見られる広がりを、いくぶん少なめにした上品な感じのシルエット。普通のストレートタイプのものに少しフレアーを加えた雰囲気。ニュートラディショナルタイプのスラックス。ソフトフレアード(Soft f1ar-ed)。



シガレットジーンズ[CIGARETT JEANS]
葉巻きタバコのようなシルエットをしたジーンズの総称。



G(ジー)ジャン[G-JAC]
Gジャンはもちろん和製英語である。アメリカではデニムジャケットの呼び方が一般的。蛇足ながら、Gパンはジーンズ業界が協力してジーンズという呼び名を浸透させたのだが、なぜかGジャンはそのまま、現在でもオフィシャルに使用されている。



ジーパン[G-PAN]
かつてのジーンズの呼称。ジーンズパンツだからGパンと思われがちだが、事実はさにあらず。実はGIパンツを略してGパンと呼んでいたとか。戦後の様子がうかがえるエピソードである。



ジーニスト
「ジーンズ」に人物を示す意味の「ニスト」を加えた造語。ジーンズを愛好する人、ジーンズの似合う人などの意味に使われる。日本ジーンズ協議会の「ベストジーニスト」が有名。



ジップフライ/ジッパーフライ[ZIP FLY / ZIPPER FLY]
ジーンズの前開部がジッパーによるもの。簡便さからこの方式が現在の主流である。1891年にシカゴのホィトコム・ジャドソンの手によって発明された。1900年代初頭に量産化が行われた。
《(BUTTON FLY 参照)》



シーム[SEAM]
ジーンズの脚のラインのこと。外側のラインをアウトサイドシーム、内側のラインをインサイドシームという。ちなみに股下の長さはインシームという。



シャーティングジーンズ[SHIRTING JEANS]
シャーティングとは、コットンローンやリネン、ガーゼクロス、シャンブレー(平織綿布の一種)などのシャツ地のこと。これら、本来シャツ用の生地を、ボトム用にアレンジした生地で作ったジーンズを、シャーティングジーンズと呼んでいる。



シャトル織機
《(力織機【りきしょっき・りきおりき】 参照)》



シャトルレス織機
《(革新織機【かくしんおりき】 参照)》



ジャパンジーンズ[JAPAN JEANS]
日本製ジーンズが世界に進出したのは、1980年にビッグジョンがドイツ・ケルン市のジーンズメッセに出展したのが始まり。その以前より、ウォッシュ加工などで世界に影響を与えていた。ジャパンジーンズはそのクオリティの高さと、先進性で、瞬く間に欧州に、次いで米国に進出した。中でも'80年代中頃のニューヨークでは、ビッグジョンをはじめジャパンジーンズの一大ブームが起こった。



シャーリングトップポケット[SHEARING TOP POCKET]
ゴム糸で布地を縫い縮めてヒダを出すことをシャリングといい、ポケットの上端をシャリングしたポケットのこと。



シャンクボタン[SHANK BUTTON]
ベースボールジャックやワーキングウエアによく使用されている、凸型と凹型とからなっている金属製ステップ型のボタンの総称。あるボタンメーカーではドットボタンと呼んでいるが、一般的にはこの名で知られている。ちなみに、シャンクとは靴の土踏まずの部分のこと。



ジャンコード[JANコード]
Japanese Article Number:通常いわゆるバーコードと併記して表示され、レジなどでスキャンされて商品の動きを把握する目的に使われる。ジーンズ業界では日本ジーンズメーカー協議会の取り決めによりすべての商品に表示されている通常13桁の番号で、品番、色サイズ内容までも区分されている。尚このJANの他に各小売店が独自の管理目的でバーコードとその番号を設定していることもある。



シャンブレー[CHAMBRAY]
組織:平織
特長:タテに色糸、ヨコに白糸を用いた平織の綿布。さわやかな素材感で特に夏のシャツなどに多用される。ジーンズとの相性も抜群!



ジュンロン[JUNLON]
植物生まれの新繊維。レーヨンを上回る強度・風合いなどが特徴。



シルエット[SILHOUETTE]
元来はフランス語で「影」の意味。ファッション用語では、ある衣服の大まかな形、細さ、太さ、長さなどの組み合わせで構成される外観上の形のこと。「細身シルエット」、「バギーのシルエット」などと表現する。



しわ加工
ジーンズ製品に仕上がった時に、ゴワゴワとしたシワのような外観を得るために行う加工。激しく収縮する原糸を使用する場合と、織り上げた後で物理的、または化学的処理でシワを発現させる。



ジンクメッキ
銀色のボタンに施された亜鉛メッキのこと。加工仕上がり後は銀色に輝いているが、空気に触れたり削れたりしてくすみやキズが付き味が出てくる。



シングルステッチ
1本針で縫ったステッチ。2本針で縫ったものはダブルステッチという。
《(ダブルステッチ 参照)》



芯白(しんしろ)
《(中白効果【なかしろこうか】 参照)》



ジーンズ[JEANS]
通常、ジーンズは綿(コットン)製の厚手の織物を使用し、生産性向上のための直線的裁断カッティングと頑丈さを得るための「巻き縫い」など特殊な縫製仕様によって製造されたズボン類をさす。素材の綿織物は藍染またはインディゴ染料を使用するためブルー(青)色系の外観を有するが、他の色の織物や厚手ニット生地の使用もある。
いわゆる「チノパンツ」は上記の定義には該当しないことが多いが着用感覚や製造される工場の類似性から、広義の意味でジーンズに組み入れられることもある。また、ズボン類(ボトムス)のほか、上衣(日本名ジージャン等)や婦人服(スカート等)の形体に製造されるときも、簡便的に「ジーンズ」の分類に入れられることもあるが、用語の原則としてはあくまでズボン類である。
ジーンズは製造各工程が特殊な設備を要するため、他の衣料品とはやや分離された産業構造がある。
アメリカ合衆国の綿花産業の背景と開拓時代の労働作業衣服としての発展沿革を持つ。



シンチバック[CINCH BACK]
ウエスト調節のためにジーンズ後背部につけられたベルトのこと。2本針によりベルトを打ち抜いて留める方式だが、現在作られる復刻タイプの中にはPL法の実施により購買者のケガを懸念して針を使用しないモノもある。


スエード
組織:皮革類
特長:ジーンズに用いられる素材の一つ。本来は山羊や子牛の皮をなめし、裏側を摩擦して、細かい毛羽を一面に立てて、しなやかでベルベットのような手ざわりを出した皮のことである。同じような効果を狙って綿織物の表面を起毛したものも、現在ではスエードと称している。コール天、別珍ほどではないが、暖かみもあり、秋冬物のジーンズに使われる。



スカラップドヨーク[SCALLOPED YOKE]
スカラップは「帆立て貝」「扇形の飾り」などの意味。スカラップドヨークはウエスタンシャツなどに見られる扇形の切り替えのことである。



スカルプチャードコーデュロイ[SCULPTURED CORDUROY]
コーデュロイの一種で、うねの部分がノミで彫られたようにデコボコとしたコーデュロイのこと。別名ファンシーコーデュロイともいう。また、織物のおもしろさを生かした、という意味で、テクスチャライズドコーデュロイとも呼ばれている。



スキニージーンズ[SKINNY JEANS]
皮膚のように、足にぴったりとフィットしたジーンズのこと。スーパースリムジーンズともいう。



スキュー
デニムなどの太い糸で綾組織で作られた織物は、縫製や洗いが終了し、緊張がゆるむと左右どちらかへ、捩(ねじ)れる性質がある。これを防止するため、生地の仕上がり段階(生地の左右の耳を連続したピンで確保しながら走行するピンテンターが主流)で左右の送行にわざと格差をつけておく。後にねじれがあらわれても相殺される工夫である。



スケールポケット[SCALE POCKET]
定規を入れるためのポケット。通例、オーバーオールやペインターパンツの右太もも外側についている。ワークパンツの特徴的なディテールのひとつ。



スコービル社[SCOVILL]
リベットやボタンなど。ジーンズの金属部分を取り扱う米国のメーカー。その歴史と品質の高さで有名。



スタデッドジーンズ[STUDED JEANS]
スタッド(飾りビョウ)を、ジーンズの脇のシームや、ヨークのシームに沿って打ち込み、それをアクセントにしたジーンズのこと。



スタッドワーク[STUD WORK]
パッチワークなどと並ぶディテールアクセントの一つである。ジーンズのポケットや脇の縫い目に沿って、あるいは裾口などにスタッド(飾りビョウや飾りボタン)を打って、アクセントにすること。



ステッチ[STITCH]
「縫うこと」「縫い方」また、その種類の総称。ジーンズにおけるステッチの役割は、分厚いデニムをそれだけしっかり縫い合わせるか、という構造上必要な性質と、ヒップポケットの装着などに使われる、個性の表現手段としての性質の両方有り、そのどちらも重要である。



ストリートファッション
街で自然発生的に生まれて流行するファッションのことをいう。その代表的なものとして、ヒッピー、パンク、グランジ、エスニックルックが挙げられる。



ストレッチ[STRECH]
「伸ばす」「広げる」などの意味。ポリウレタンなど伸縮性のある化学繊維を織り込んだ素材の特性を活かし、カラダにぴったりフィットしながら、自在に動けるストレッチパンツなどがレディースでは人気。メンズ市場ではあまり馴染みはないが、穿き心地の良さからアダルトジーンズに多く見られる。



ストレート[STRAIGHT]
ジーンズの基本となるシルエットで、「ヒップからスソにかけて、まっすぐ一定の比率で細くなる」もの。ビッグジョンでは103など1から始まる品番がそれにあたる。



ストレートダブルステッチ[STRAIGHT DOUBLE SIITCH]
ヒップポケットに走る、2本のまっすぐなステッチは、ビッグジョンのシンボルとも言え、商標登録がなされている。(No.1515225)シンプル・イズ・ザ・ベストのビッグジョンの思想を表現する。



ストーンウォッシュ[STONE WASH]
ジーンズの中古感を追求する事により生まれた加工方法。石とともにジーンズを洗い、石とデニム地が摩擦することにより中古感をだす。1978年、ビッグジョンは世界で初めて「色落ちを楽しむ洗い加工」でストーンウォッシュを発売。



スナップボタン
凹凸のボタン。ホックともいう。



スーパースリムジーンズ[SUPER SLIM JEANS]
(スキニージーンズ 参照)



スパッツ[SPATS]
元来はくるぶしの上まである短いゲートルの意で、ひざから下の部分の衣服(ないしはき物)であったが。現在のスパッツは、極めて細身で腰や両足をつつみ、身体の動きにつれて伸び縮みできるようなストレッチ素材をもちいたボトムの一種をさす。ニット類が多用されているが、伸びるデニムなどの布帛も多い。特に女性がスマートな身のこなしや生活感を楽しむファッションとして着用することが多く、ジーンズの世界でも重要なアイテムの一つである。尚、足裏にかけてループをひっかけて両足部分を伸ばす構造のものもある。



スピリット[SPIRIT]
ビッグジョンのベーシックラインとしてロングセラーを続けるシリーズ。「日本人に最も似合うジーンズ」をコンセプトに、独自の体型調査から得たデータを基に作り上げたラインアップは、まさにパーソナルベスト。流行を追いかけるよりも豊富なサイズバリエーションや幅広いラインアップに力を入れるなど、ベーシックにこだわったシリーズ。'83年に発売開始。



スランテッドポケット[SLANTED POCKET]
スラントとは「斜めの」「傾斜した」の意味。やや斜めにつけられたポケットのこと。スランティングポケットまたはアングルドポケットともいう。



スリム[SLIM]
一般に細いジーンズのことをスリムと思いがちだが、それは違う。スリムとは「ヒザ下からスソにかけて急激に絞り込まれた」シルエットのことである。従って、ヒップ、太ももはゆったり、ヒザからスソにかけて細くなる、ゆとりのスリムという物も当然存在する。ビッグジョンでは305など3から始まる品番をスリムと定めている。



スレーキ[SLEEK]
ポケットの袋地を呼ぶときに使われる言葉。バックポケットを補強するために内蔵された布地も同様の言葉で表現されることが多い。



スレンダー[SLENDER]
ほっそりとしたシルエットという意味で、スリム・シルエットに同じ。


製品染め(ガーメントダイ)
デニム用に糸を染めてから製品化するのではなく製品化後に染色する手法。製品染めとも呼ぶ。カラージーンズでは生成の糸で製品化してから各々の色に染色する場合が多い。生成だけでなくブルーデニムを色染めする場合もある。また、むら染めになるなど中古感覚が生まれることから、ストーンウォッシュの併用で古着の表現に欠かせないテクニックとして注目。



セルヴィッチ[SELVEDGE]
織り端がほつれないよう施された生地の耳のこと。この耳の部分に色糸で施したラインにより赤耳、青耳などの呼び名が生まれた。



繊維長
糸は繊維からつくられているが、その繊維の長さが糸、さらには織布された生地の性質を左右する。細く長い繊維を集めた場合はしなやかな風合いとなり、逆に太く短い繊維で糸を作るとざっくりと毛羽だった生地が織り上がる。短繊維はステープルとも呼ばれ2cm以下の長さのもの。長繊維は2cmから6cmまでの長さでフィラメントと呼ばれる。



染色
一般に繊維製品を好みの色や風合い(手ざわりや肌ざわりなどの感触のこと)に仕上げることを整理・染色というが、ジーンズの場合は少し複雑である。織物は一般的に先染めと後染め(あとぞめ)に区別される。先染めは糸染めということも多く、文字どおり織られる前に糸の状態で染色される。格子やチェックなど柄を表現する場合に使われる手法であることは容易に理解できるであろう。これに対し後染めは生地の形で染色される場合をいう。染める前の生地は生機(きばた)という。英語では糸染めを「ヤーンダイ」、生地染めを「ピースダイ」という。ブルーデニムについては、一部の例外を除いてほとんどが先染め(糸染め)である。インディゴ染料に何度も何度もくりかえして浸けなければならないので、生地で染めるのには繁雑で都合が悪いことが主な原因である。一方カラージーンズの方は、先染めのカラーデニムという例もあるが、大半が後染めであることが多い。さらにジーンズの場合、特殊なのは縫製が終わった完成品を染める製品染め(ガーメントダイ)があることである。ジーンズ製品の後加工(ウォッシュ工程)の設備が使えることや、製品で染色した時の仕上がり品のムラやシワ感がかえって好まれると
なお、無地の生地に花や人物など具体的な絵柄を染料や顔料で描く手法を捺染(なせん)、プリントといい、広い意味での染色方法の一種である。



染色堅ろう度
糸、生地、製品を染色した際の色の落ち具合、汚れ具合等の丈夫さを(洗濯、摩擦、光、汗、塩素)を一定の検査基準に基づき、試験により検定すること。等級により表現され9段階にわかれ、5級が最も染色堅ろう度が高く色落ちや色の汚染に一番強いということになる。
 洗濯試験・・・洗濯した際の衣服の色落ち、変色などの丈夫さの検査
 汗試験・・・・汗が出た衣服についての色落ち、変色などの丈夫さの検査
 摩擦試験・・・衣服がこすれた際の色落ち、変色などの丈夫さの検査
 デニム素材は他の衣服と異なる染色方法〔ロープ染色(中白効果)〕ということから、摩擦堅ろう度をはじめ染色堅ろう度は他の衣服・生地と比べ悪い為、使用される前に試験を行うことが重要である。
 これらの染色堅ろう度のほかに、ジーンズにおいては物性的なデニムの素材の強さ(引っ張り強度、引き裂き強度)などの試験が必要である。


ソフト&ライト
ジーンズ素材は、本来綿100%のものが中心であり、伝統的な14オンスの綾デニムなどは、ゴワゴワした手ざわりの固い物であった。肌になじませるために、縫製品を人工的に洗い加工(ウォッシュ)したものが市場の中心であった。しかし'90年代の前半頃から、さらにソフト(柔らかさ)であり、その目的のために12オンス以下(10オンス程度まで)のライト(軽さ)なジーンズが急速に流行してきた。特にレディス分野でいちぢるしいが、メンズ分野でもその傾向は強い。カジュアルウェア全体が、自然感、デリケートな優美さを指向していることがその背景にあると言われている。



タイダイ
いわゆる「絞り染」(しぼりぞめ)のこと。製品の一部を、細い糸で緊縛するなどして、そこだけ他の部分と違う色に染めること。また、それに似せたプリント捺染も多い。Tシャツなどトップス類に多い。



ダウンジャケット[DOWN JACKET]
ナイロン地にダウン(羽毛)を詰めた腰丈ジャケットなど、羽毛入りの防寒着を総称してダウンジャケットともいう。また、袖のないベストタイプのものは、ダウンベストと呼ばれ、どちらも保温性に優れたアウトドアウエアの典型的な服。



裁ち切り線
仕上り線に縫い代などを加えた線。



タグ
値札や下げ札のこと。



タック[TUCK]
「織り込む」という意味。本来はスソ上げなどの作業もタックに入るが、一般的には、造形的なシルエットを創るために、布の一部をつまむことをいう。トラウザー(チノパン)で多用される。



たて落ち
ジーンズの生地表面に出来るタテ筋のこと。均一に染色出来なかった時代のデニム。ヴィンテージジーンズの再評価と共にジーンズの味として認められるようになった。



タブ[TAB]
バックポケットの回りに縫いつけられたブランドを表す織りネームのこと。



ダブルステッチ[DOUBLE STITCH]
ポケット端やヨーク部分など2本のステッチが平行して縫製された部分をダブルステッチ、または2本針縫製と呼ぶ。強度を目的とした仕様で、ワークウエアにはトリプルステッチと呼ばれるさらに強度を増した3本針縫製もある。



W(ダブル)ディップ・デニム
インディゴデニムは、別項のようにロープ染色法という工程で、インディゴ染料の浴槽(バス)の中を一工程で通常7~10回通過して染色された経糸で作られる。その回数にあき足らず、さらにもう一度以上同じ工程をくりかえして、より「濃度の高い」経糸を作ることがある。これをWディップデニムという。色の濃さをアピールする先端ジーンズの原料となる。



ダブルニー
モモからヒザまでの生地が二重になったタイプ。丈夫なため主にワークジーンズなどによく見られるディテール。



ダメージ加工
ダメージとは衣服の一部、生地などが破れたり、ホツレたりすることをいう。中古感覚を得るため、ヤスリで削ったり、あらかじめ刃物で「きっかけ」の切り口を入れ、ウォッシュの機械を意識的に長時間運転したりして、それらの小さな破れを作り出す加工。



タロン社[TALON]
スコービルがリベット・ボタンの名門なら、タロンはジッパーの名門メーカー。品質の高さで絶大なる信頼を受けている。



ダンガリー[DUNGAREE]
インド産の粗製綿布で、本来はタテ糸に白糸、ヨコに色糸を使用していた物を意味した。現在では単に薄手のデニム生地のことを指したり、もっと単純にダンガリーシャツのことを指す場合も多い。語源はヒンズー語のダグリから。



単環縫い
1本の針糸が鎖状に絡んで縫い目を形成する。縫い目に伸縮性があるが、縫い終わりや縫い目飛びにより、容易に縫い目が解けるので注意。



タンニン染(処理)
ジーンズの後加工工程の一つ。「タンニン」は天然の泥や土に多く含まれる化学物質で、鉄分などと結合して赤っぽい黄色の発色性を永続的に持つ。ジーンズのスソなどが泥でよごれると洗濯後も、黄色っぽく変化するが、このことを逆利用して、合成されたタンニン剤をインディゴ染料や他の色の染料とも反応させて、使い古したオールド感を出す目的で使われる洗い工程にとり入れられている。


チェストヨーク[CHEST YOKE]
シャツやジャケットの胸の切り替えのこと。デザインはいろいろなバリエーションがあり、水平ヨーク、曲線ヨーク、V字形ヨーク、W字形ヨークが代表。



チェーンステッチ/ユニオンスペシャル[CHAIN STITCH/UNION SPECIAL]
縫い目がチェーンのように繋がっている縫製仕様のこと。カン縫いとも呼ばれる。シングルステッチ(本縫い)の下糸が糸の収納量の少ないボビンからだされるのに対し、チェーンステッチは上糸と同じ収納量の多い糸巻きから出される。従って、下糸交換の手間が省けるため長い直線を縫製するのに適している。ユニオンスペシャルとは、このチェーンステッチ専用のミシンで、縫製する部分によりミシンの種類も使い分けられる。



千鳥縫い
千鳥縫い(ジグザグ縫い)は本縫いが直線ではなく、ジグザグ模様を形成したものである。ある程度は生地が伸びても縫い目が追従できる。



地縫い
2枚以上の布地を中表に合わせ、裏の方から一緒に縫い合わせる一般的な縫い。



チノ[CHINO]
かつて軍服に使われていた厚手の綿綾織物のこと。チノの名前の由来はチャイナつまり中国からきているが、元々は英国で造られていた生地。第二次大戦中にフィリピン駐留の米軍が、中国から大量購入したことからチノと呼ばれるようになった。色はカーキ、オリーブ、生成りなどが主流。この生地から造られたパンツをチノーズ、またはチノパンと呼ぶ。
《(WEST-POINT 参照)》



中古加工
新製品のジーンズを長期間着込んだかのように、表面の部分的色落ち、かすれ、穴などの工業的加工を施す目的のこと。


ツーウェイストレッチ[TWO WAY STRETCH]
ストレッチ素材は縦方向と横方向と、縦・横共に伸びるツーウェイストレッチがある。機能性・審美性から近年レディースのジーンズ需要が特に多く、横方向のストレッチが一般的である。横ストレッチは製織上縦より難しさは少なく単価もこなれるが、ストレッチ素材そのものの安定性は難しいものがある。以上のことからツーウェイストレッチは年齢層の高いマーケット向けが多く、素材そのものも高価。



ツイル[TWILL]
綾織物のこと。サージと似ているがツイルの方が綾の角度がきつい。デニムはツイル織物のひとつ。


ディナージーンズ[DINNER JEANS]
1979年~82年頃に米国で流行った、細身のきれいなシルエットのジーンズの総称。ディナーの際に着用してもおかしくないドレスアップされた着こなしに合うジーンズ。デザイナー名を打ち出したデザイナージーンズと同じ意味合い。



ディパック
リュックサック型のバックのこと。日帰り用バックという意味からきたもの。もとはサイクリング用であったが、アメリカの若者達の間で大流行し、ファッション化した。素材はキャンバス地、ナイロン等が多い。


デザイナージーンズ[DESIGNER'S JEANS]
ファッション・デザイナーによって独自に商品化されたジーンズ。1978年頃、ジーンズが若者を中心とした一部の衣服としてではなく、トータルな衣服の中の一つとして認められ、ファッションビジネスとして成り立ったスタートの時代米国で爆発的な人気を得て、日本にも紹介された。カルバン・クライン、サッスーン、バンダー・ビルト等がそれでデザイナーの名前をバックに施しており、一般のジーンズより価格は高かった。現在でも海外からのデザイナー・ジーンズは紹介されているが、インポートジーンズの言葉の意味合いにも近い。



デザインパンツ
基本的なジーンズの形《(5ポケット)》とは異なり、各種の個性的なデザイン処理を売り物にするジーンズパンツのこと。1970年代後半に流行。



デッドストック[DEAD STOCK]
中古衣料の中でも、在庫品として倉庫に眠っていた物。古着でありながら未使用ならではのコンディションが魅力で、当然価値も高い。



デニム[DENIM]
「デニム」は織物の種類の名前である。一般的に定義付けをすれば、経糸(たていと)は太番手の純綿糸で同色の色糸を使用し、緯糸(よこいと)には白く見える未晒糸あるいは晒糸を使い、3/1または2/1の綾織りにした厚地織物となる。本来糸種や経糸の色に限定は無かったのだが、藍(あい)やインディゴの染料で濃紺や青色に染めることが多く、デニムといえば「ブルーデニム」という印象が強くなってしまった。したがって「ブルーデニム」、「カラーデニム」と正しく使い分けをしたほうが適切である。また「デニム」の用語を生地ではなく製品の「ジーンズ」の意味で多用すると混乱が生じることに留意すべきであろう。
「デニム」の言葉の由来は明白である。フランス南部地中海沿岸にニームという都市がある。古くからの港町マルセイユから西へ100km以内という立地の平野部を活用して葡萄や織物の産地であった。この地で、マルセイユ経由でインドから導入された綾組織の厚手織物が量産され、ニーム地方のサージ(綾織物)Serge de Nimes(セルジュ・ド・ニーム)と呼ばれるようになり。英語圏で訛ってDenimとなった。



デニムの染料
繊維製品を染める材料を染料という。染料や染色方法また染色機械には種類が多いが、ここではデニム関係の染色(主として糸染め)について述べる。ブルーデニムはインディゴ染料(天然インディゴは日本では藍と呼び、一般的には構造的に同じ成分の合成インディゴが使用されている)を還元→空気による酸化という方法で染色している。一方ブラックデニムは現状、黒色の色素を持つ成分が硫黄系の材料であるのでナトリウムでやはり還元した後、酸化して付着させている。そのため後処理をうまく行わないと硫黄成分が残って臭いや物性劣化の原因となるので注意が必要である。またインディゴブルーの染色にも、後進国等ではこの硫化染料が使われていることも多い。



デニムの染色方法
日本のインディゴブルーデニムは、'70年代にアメリカのコーンミルズ社等の本格的な製造方法を学んだ経緯から伝統的にロープ染色法が多い。ロープとは文字どおり綿糸を数十本まとめてロープ程度の太さにしたものを一単位として、平行にならべてローラー駆動によってインディゴ液に浸漬していく作業工程を特長とする。これに対してスラッシャー染めとかシート染めといわれるやり方は、糸はロープ状ではなく一本一本分離した状態で行う。



デニム(綾織)の特長
ジーンズは、洗えば洗うほど味がでてくる丈夫な糸染め織物で、経に太い色糸を、緯にやや細目の晒し糸を用いて2/1又は3/1の綾に織り上げると、布の表には経糸が多く、色が緯糸の色目より濃くなる。厚手のものは14オンスデニムとか、薄いものでは7オンスデニム(1オンス:28.4グラム)と、用途に応じた肉厚のデニムがある。
デニムの基本色はインディゴ・ブルーで通常は濃色であるが、中古加工(あらかじめ使い込んだように見せる)して色落ちさせたものや、経緯に美しい染色をした糸を用いたカラーデニムや縦じまを織りだしたものもある。
尚、デニムとは逆に経に晒糸、緯に色糸を使って綾織に織り上げたものは「ダンガリー」と呼ぶ。



テーパード[TAPERED]
「先が次第に細くなった」の意味。たとえば、ストレートジーンズは、「ヒップから太もも、スソにかけて、まっすぐテーパードしている」ワケである。



テンセル[TENCEL]
英テンセル社が「テンセル」、オーストリアのレンチング社が「リヨセル」の名称で生産している繊維素繊維。レーヨンは木材パルプを化学反応で溶解・再生するのに対し、テンセル等は溶剤でとかすだけの工程で作られる。公害もなく環境に良い。強度にまさり、ハリ、コシがありながら風合は全体として柔らかで独特の光沢がある。ビッグジョンでも、レディースやアダルト向けで商品化している。ソフトジーンズの代表商品として、特に婦人層に愛好者が多い。



天然インディゴ
デニム生地のタテ糸を青く染める染料のこと。元々は藍から取られる天然染料だったが、天然インディゴにはインディゴ成分以外に不純物を多く含んでいるため、1878年には工業化による生産が開始されており、20世紀にはいると天然染料の使用は消滅したといわれる。また合成インディゴは不純物を含む天然インディゴと違い、100%インディゴ成分で作られていることからピュアインディゴと呼ばれる。ビッグジョンでは1997年に《レア・マイスター》で使用。



天日乾燥
太陽の光や熱で乾燥させることをいう。通常、ジーンズ製品は洗いや後染め工程の後は、工業的にタンブラー機器で乾燥させる。一方まれに屋外の太陽光で乾燥させパリパリ感やフンワリ感を得る方法もある。


トッピング[TOPPING]
中古ジーンズに特有の削れた部分についた汚れ感を出す染め加工。ブラウン、グレー、グリーンなどの染料が使われる。1990年代初頭の開発時にはタンニンなどの天然染料が用いられたが、染料の定着性が悪く化学染料へとシフトした。



トドラー[TODDLER]
「よちよち歩き」の意味で、その年頃の幼児のことを指す。ビッグジョンではU・BOATがトドラー向けのブランドである。



ドーナッツボタン[DOUGHNUT BUTTON]
中央が空洞になったドーナッツ状のボタンのこと。ボタンは自動機が開発されるまでは手作業でつけられていたため、穴があることにより、より確実にボタン留めの針を打ち曲げることが出来たともいわれる。



トラウザー[TROUSERS]
基本的にはメンズのズボンのことであるが、スーツなど上着と揃いになったものに使われることが多い。語源は、16世紀頃のケルト人の末裔たちが穿いていたトゥルーズから、と言われている。



トリプルステッチ[TRIPLE STITCH]
ワークウェアの伝統的なディテール。ハードな作業にも耐えるために、3本針で縫う細心の縫製である。



トンネルループ[Tunnel loop]
野球のユニフォームに見られるような幅広のベルト通し。


中白効果【なかしろこうか】/芯白(しんしろ)
デニムの経糸の紺糸の断面を拡大すると、芯白の堅牢染になっている。従って、着用後洗濯の度数に応じて糸の表面が摩滅して、糸の芯白の部分が現われ、白線が走ったような独得な色調を表現する。粗悪なデニムの場合、糸の芯部まで染色されているので、表面を摩滅してもあまり変わり映えがしない。もっとも致命的な染色技術の差はブルーの一様性にある。良質のデニムの場合は一様性は変わらないが、粗悪なデニムの場合は洗濯すると濃淡が現れ、みにくくなる。



ナローループ[Narrow loop]
細いベルト(スキニーベルト)を通すためにつけられた細いループ。


二重環縫い
単環縫いと異なるのは、針糸(上糸)にルーパ糸(下糸)が二重に交鎖して縫い目を形成していることである。縫い目に伸縮性があり、単環縫いに比べてほつれにくいが、環縫いであるため本縫いよりはほつれやすくなる。単環縫い、二重環縫い、縁かがり縫い、偏平縫いといった環縫い系はいずれも縫い終わりから縫い始めに向かってほつれるため、糸切れや縫い目飛びには注意すること。本縫いと比べ下糸の交換が必要ないため、本縫いに変わって用いられることもある。


糊付け
生地は糸の段階と織布された段階で各々糊付けがされる。これは強度を付け安定させるために行われる加工で、以前はコーンスターチと呼ばれる天然糊が使用されていたが、現在はポパールという合成糊が主流。コーンスターチとポパールを合成する場合もある。


バイオウォッシュ[BIO WASH]
バイオ酵素と一緒にジーンズを洗う中古加工。酵素は一種のバクテリアで近年種々の目的に使われている。洗剤や廃液処理に使われているのは、それらよごれや不純物を吸収消化する性質のものである。ジーンズ用酵素は、綿糸などの繊維セルロース部分に効果がある。以前のストーンウォッシュが、実際の石材料を使うために石の採集や廃液汚染など弊害があったことがこの方法で解消された。より繊細な中古感を表現することができる。



ハイバックスタイル[HIGH BACK STYLE]
オーバーオールの中でも後を高くカットしたもの。ファーマー(農夫)用の仕様と言われている。



パイプドステム[PIPED STEM]
「パイプの柄に似た」というぐらいの意味で、ヒップの上からスソまで一定の比率でまっすぐ細くなっていくシルエット。アイビー・スラックスがその典型である。ビッグジョンのストレートジーンズの基本であり、特に104品番はパイプドステムの1つの典型である。



ハイライズ[HIGH RISE]
股上の深いデザインのジーンズ。
《(LOW RISE・MID RISE 参照)》



バギー[BAGGY]
「だぶだぶの」「袋のような」という意味。ヒップ、太ももが極端に太く、スソに向かってわずかにテーパードする、ストリート色の強いシルエット。



バータック[BER-TUCK]
ジーンズのバックポケット端や股部分を補強した棒状の補強縫製のこと。金属リベットに変わる補強方法で、カンヌキとも呼ばれる。



パターン[PATTERN]
洋服を作るためには、生地を身頃や前立てなど各パーツに裁断する必要があるが、パターンとはその裁断パーツの元となる型紙のこと。このパターンが、どれだけ人間の身体が持つカーブに合わせられるかが洋服の気やすさを左右する。ただし、パターンにカーブを取り入れると型どりにロスが起きるので、ワークウエアとして作られるジーンズにはあまり採用されることはない。ジーンズのパターンへの曲線導入は、ファッションとしてのジーンズ作りに取り組んだ日本の功績が大きい。



ハチノス
ジーンズを穿き込んだ時にできるヒザ裏部分の色落ちのこと。



バックヨーク[BACK YOKE]
ジーンズの特徴の一つ。後の切りかえのこと。これはヒップ周辺をフィットさせるための独得なカットのことで、普通のズボンはダーツをとることで尻まわりをフィットさせている。そのダーツがわりになっているものがヨークというわけ。



パッチポケット[PATCH POCKET]
貼り付ポケットのことで、その形はさまざまである。
《(フォーパッチポケットジーンズ 参照)》



パッチワークジーンズ[PATCH WORK JEANS]
ニーパッチ(膝当て)やシートパッチ(尻当て)をアクセントとしたジーンズの総称。このパッチには、布、レザー、スエードなどを使用して、より丈夫なジーンズになるという機能性も兼ねている。



バトルジャケット[BATTLE JACKET]
ノッチドカラーに、幅広いウエストバンドがつけられた丈の短いジャンパー。第二次大戦中に、米陸軍で着用されていた。また、連合軍総司令官のアイゼンハワーが愛用していたところから、アイクジャケット、あるいはアイゼンハワージャケットとも呼ばれている。



パンツ[PANTS]
米語で通常「ズボン類」のこと。一般的な「スラックス」「パンタロン」までも含めての用語。この場合下着類を意味しない。



番手
綿糸の太さは番手という単位で表している。
綿糸1ポンド(453.6グラム)で840ヤード(768メートル)の長さのものを1番手といい、標準重量1ポンドにおける糸の長さが単位長(840ヤード)のn倍であればn番手となる。通常14オンスデニム生地には6番手から8番手が使用されている。数字の小さな番手ほど太い糸になる。軽い12オンスデニムの生地には10番~20番手の糸が使用されている。紡績糸関係縫糸は同じ様に綿番手が基本として使われているが、綿の紡績糸そのものとは若干太さが異なる。(※合繊関係縫糸は、デニールが基本)



ハンマーループ[HAMMER LOOP]
ワークパンツの代表的なディティール。普通、左足外側の太もも部分辺りにある。ワークウェアが本当に労働者たちの物だった当時の名残だ。


ビエラ
組織:綾織
特長:2/2の綾組織で一見純毛のフラノを思わせるもので、本来は綿と毛を半々に織りあげたもの。経緯に30番手~40番手の高級綿糸を使い軽く起毛した織物で、主にシャツ地として使われている。


ピーエル[PL]
Product Liability:製造物賠償責任のこと。メーカーの責任による製品の欠陥で消費者などが被害を受けた場合、消費者にはメーカー側の原因を立証できないうらみがあった。しかし近年消費者保護の観点からも法制が整備され、メーカー側の対応もより真剣になっている。欠陥のテレビが原因で火災に至るなどが事例である。ジーンズ関連では縫製工程での針の混入によるケガの防止などが課題。



ピーオーピー[POP]
Point of Purchase:購買場所で表示される販促物の種類。旗、のぼり、ポスター、説明カードなど季節感や商品説明などに工夫を凝らす。POP用品などという。



美脚ジーンズ
90年代以降、特にレディース分野で、自分の身体「脚(あし)」を長く、スラリと見せたいという消費者の願望に応えて企画されたジーンズが流行。
ブラッパーズの新美脚jeansがその火付け役となった。



ピケ[PIQUE]
組織:ピケ織またはベッドフォード・コード織
特長:ホワイトジーンズなどによく見られる、細いうね織りの厚地木綿のこと。一般にピケというと緯方向に畝のある織物をいい、波形の畝のあるものはアートピケ(Art pique)と呼ばれる。また経ピケ(Warp pique)は、別名ベッドフォードコード(Bedford cord)とも呼ばれ、経方向に太目の畝(うね)を織りだした厚手の丈夫な織物。畝の立体感と腰の強さと感触が好まれる。



ヒゲ(加工)
ジーンズなどズボン類を着用していると、立ち座りにより下腹部に股を中心にやや放射状のクセじわが数本できて、その部分がこすれて白く見える。それを俗に猫のヒゲと称し、中古感を出すため意識的にあらかじめ工場で加工を施すこと。通常手作業である。



美尻ジーンズ
最近の日本の女性は自分のヒップを小さく見せる願望が多い。それらの欲求に合わせたシルエットのジーンズが隆盛である。
ブラッパーズジョージアラブのジーンズには、ヒップポケットの大きさや型、位置などを緻密に計算、その他パターンに工夫を加えることで小さくキレイなヒップラインを演出するジーンズがあります。



左綾デニム【ひだりあやでにむ】
右綾とは逆に左上がりに走るデニム地。一般的な綾織り物は左綾が多く正綾とも呼ばれる。右綾のざっくり感に較べ生地表面がフラットでソフトである。左綾デニムの登場は、リーが1944年頃に44インチ幅のツイル織機でデニムを織ったのが始めともいわれている。
(右綾デニム 参照)



ヒッコリー[HICKORY]
組織:綾織
特長:厚地綾織りの綿シャツ地で、通例シマ柄。シマが手染めの青、茶、白を使う。素朴な雰囲気を漂わせる、ワークウェアになくてはならない生地。



ヒップポケット[HIP POCKET]
ヒップポケットはただの物入れではない。実に様々な役割がある。これの大小、または取り付けの位置の高低はデザイン上の最も重要な要素のひとつであり、脚を長く見せる効果や小尻に見せる効果がある。さらに、ステッチ、ネームタブなど、そのブランドの顔とも言える意匠が、ヒップポケットに集約されていることにも注目したい。



ヒドンポケット[HIDDEN POCKET]
ファーストバックジーンズに見られるような、隠しポケットのこと。コンシールドポケットとも呼ばれ、ポケットがあるかどうかわからないようにつけられているもの。



平伏せ縫い
中表に地縫いした後、縫い代が起きないように片方に倒して押さえミシンをかける。片倒し縫いともいう。



ヴィンテージ[VINTAGE]
「年代物」「良質の」といった意味。ジーンズにおいては製造年代が古く、希少価値の高い中古品。または、その復刻版の意味。


ファイブポケットジーンズ[FIVE POCKET JEANS]
前後左右の4つの普通のポケットに加え、小さなウォッチポケット1つを備えた、最もベーシックなデザインのジーンズ。



ファーストバックジーンズ[FAST BACK JEANS]
バックヨークに、隠しポケットを切り込んだデザインのジーンズのこと。



ファーストモデル[FIRST MODEL]
50年代末から'60年代にかけて、ジーンズの輸入・受託生産を始めていたビッグジョンが、オリジナル企画による初の国内ジーンズ、「ファーストモデル」を創ったのは1965年のこと。品番コードはM1002で、これには当時の代表的な輸入ジーンズの2倍のクオリティを自負するという意味が含まれているとか。



ファブリック[FABRIC]
繊維で作られた布地の総称であり、当然、不織布なども含まれる。また、それらを作る原料、つまり植物、動物、化学繊維のことも指す。織物だけを指す場合は「テキスタイル・ファブリック」として、区別される。



フィット[FIT]
従来、ジーンズのデザインはシルエット、つまり穿いた時の外見を中心に考えていたが、ビッグジョンではこれを一歩進め、穿いた時の体感-フィットまで考えたデザインへと移行している。ゆったり気持ちよく穿くジーンズなのか、それともスタイリッシュに、気分を引き締めて穿くジーンズなのか。カラダとココロへ作用する・・・それがフィット中心のジーンズである。



フェーデッドジーンズ[FADED JEANS]
フェーデッドとは色あせたという意味で、つまりフェーデッドジーンズとは淡く色あせたジーンズのこと。インディゴブルーデニムと漂白したブリーチドデニムの中間色でソフトなブルーカラーが人気を呼んでいる。



フォーエックスデニム[XXXX-DENIM]
綿・糸・織り・染めの4つの要素にX、つまり最高のランクを持つデニムである。BIG JOHNのエクストラジーンズに採用されていた。
(EXTRA 参照)



フォーパッチポケットジーンズ[FOUR PATCH POCKET JEANS]
前部に2つ、後部に2つのパッチポケットがついたジーンズを、4パッチポケットジーンズといい、'70年代仕様のベルボトムジーンズなどによく見られるポケット。



縁かがり縫い(オーバーロック)
針糸とルーパー糸が互いに絡み合いながら布のふちを越えて縫い目を形成する。ミシンにメスが付いており、裁ち目端をカットしながら、裁ち目がほつれないように裁ち端を縫う。糸量は本縫いや環縫いと比べて多く、縫い目は伸縮性に富んでいる。オーバーロックには1本針オーバーロックと2本針オーバーロックがある。前者は1本針3本糸で縫い目を形成しており、糸切れによって簡単にほつれる特徴がある。後者は2本針4本糸で縫い目を形成しており、1本針オーバーロックよりも糸切れしにくいが、縫い糸消費量が多い特徴がある。サージング(裁ち目かがり)や裾引き縫い、ニット製品の縫製に使用される。



ブッシュパンツ[BUSH PANTS]
ヘビーデューティファッションには必携のもの。トレイルパンツとも呼ばれ、フロントのループとポケットがひとつづきで、股上が深く、モモのあたりがゆったりとしているのが特徴のパンツをベースに、機能的なフラップ付きのパンツの総称に拡大解釈されている。



ブーツカット[BOOT CUT]
その名の通り、ブーツを穿く人のために、スソを開いたスタイルのジーンズ。ベルボトムに比べ、スソの広がりは小さめ。



ブラスト[BLAST]
砂を高速で吹き付けることにより、デニム生地の表面を削り取り中古感を出す方法。バイオウォッシュとは違い、よりハードな中古感を表現するのに適している。シェービング同様に一本一本、手作業で作られる。



フラッシャー[FLASHER]
ジーンズのヒップポケットにつけられる紙ラベルのこと。ブランド名や品番、そしてブランドや商品の特徴を表すイラストや文章などの情報が詰め込まれている。時代とともに変遷していく紙ラベルもあるため、コレクターが存在する。ヴィンテージ・ジーンズでは同じ状態のデッドストックでもフラッシャーの有無、そしてフラッシャーのコンディションの善し悪しにより価格が左右される。ジーンズが製品として売り場の棚に並んだときに顔となる重要なディテールだ。



ブラッパーズ[BRAPPERS]
女の子のカラダにしなやかにフィットしながらも、メンズライクなジーンズらしさを保った、本格派のレディスジーンズブランド。'87年に登場。



フラップポケット[FLAP POCKET]
雨ぶたのついたポケットのこと。スポーティなスラックスやシャツに良く似合う。



ブリーチドジーンズ[BLEACHED JEANS]
漂白剤を使用して、白くさらしたジーンズのこと。別名、ブリーチアウトジーンズとも呼ばれている。



ブリーチ加工[BLEACHED]
1973年南フランスのリゾート(コートダジュール周辺)に端を発するブリーチアウトジーンズ(漂白して淡い水色に色落させたブルージーンズ)が世界的な一大ブームとなり、日本のジーンズマーケットを席巻した。この加工は、主に塩素系の漂白剤で行う脱色加工で、中間色のものを「フェード」、淡色のものを「ブリーチ」といい、加工の強弱だけで、処方は同じである。



フリンジ[FRINGE]
房飾りの一つで、レザーなどの布端を細かく切ったデザインのこと。ウエスタンベストなどによく見られるディテール。民俗的な美しさや、味わいを深くする効果のある飾りだ。



プリンテッドデニム[PRINTED DENIM]
プリントされたデニム地をプリンテッドデニムと呼ぶ。プリント柄は、花柄、葉っぱ柄、果物柄などが多い。



フレア[FLARE]
「あさがお型に開く」または「あさがお型のはり」の意味。従ってそもそもフレアーとは、スソの広がりと波型がセットであるものだったが、メンズウェアに導入される段階で波形が消えた。ジーンズではブーツカット、ベルボトムなどがフレアの典型スタイル。
《(BELL-BOTTOM・BOOT-CUT 参照)》



プレミアムジーンズ[PREMIUM JEANS]
「プレミアム」(特別割増価格)の価値のあるほどのジーンズの意味が語源。通常欧米の著名なデザイナーのジーンズなどをさすが、最近では数万円でデパート、専門店などで販売される高価格ジーンズを意味する。



ブロークンデニム[BROKEN DENIM]
生地のよじれを解消するために1971年に開発されたデニム。綾目をある一定の幅で反対の方向に並べて織られることから、ブロークン(壊れた綾織り物)と呼ばれる。



フロントボタン[FRONT BUTTON]
ジーンズの顔とも言えるフロントボタン。最高とされるのは、やはり銅製の一体物プレス。その他、米国スコービル社の物も人気が高い。


ペインターパンツ[PAINTER PANTS]
オーバーオールの胸当て部分をカットしたデザインを持つワークウェア。従って、スケールポケットやハンマーループを備えていることが条件となる。重ね着を前提としているため、基本的にルーズなシルエットである。



ペダルプッシャージーンズ[PEDAL PUSHER JEANS]
ペッグトップのように丸みをつけたシルエットで、自転車のチェーンにからまないように、裾口を細めたデザインのジーンズのこと。



ペッグトップシルエット[PEG TOP SILHOUETTE]
ヒップがブカブカで、極端に細い裾口のズボンのこと。この名は、そのシルエットがペッグトップ(西洋ナシ型の木製コマ)に似ていることに由来している。



別珍
組織:パイル織物
特長:コーデュロイと同じ原理で作られているが、畝が極めて小さいため全面的に光沢やつやがある織物、外観が優美で、発色も美しいのでジーンズにも用いられる。



ヘリンボーン[HERRING-BONE]
「ニシンの骨」という名の通り、まるで魚の骨のように綾目が織られた布のこと。<杉綾><杉織り>とも。



ベルトループ[BELT LOOP]
バンド通しのこと。



ベルボトム[BELL BOTTOM]
60s後期~'70s前期まで、世界中で爆発的に流行したスソ広がりのジーンズ。ベル(釣り鐘)のように広がったスソを持つことからその名がついた。



ベロア[VELOURS]
表面にビロードのようなケバのある、なめらかな光沢を備えた織物。



ヘンプ[HEMP]
英語で「大麻」のこと。化学肥料を使わないで栽培出来て生長も早いので、地球環境にやさしいとされる。麻の特徴である粗野さと、ドライタッチ感があり、夏場の衣料素材として、シャツや一部ジーンズボトムスに使用される。



偏平縫い(フラットシーム)
片面、両面飾りミシンで縫い目が形成される。2本針3本糸(片面飾り)、2本針4本糸(両面飾り)などがある。縫い目に伸縮性があり、丈夫でフラットな縫い目を形成するが、糸量が多く必要である。縫い合せ以外にも飾り縫いとしても用いられる。



ヘンリーネック[HENLEY NECK]
ラウンドネックの前中央が開き、ボタン留めになっているえりぐり。通常のTシャツに比べ、放熱・保温が調節できるため、例えば登山など、気温・体温の変化が激しい環境に適している。


防縮加工
着用、洗濯やアイロン掛けなどによって、綿織物が伸び縮みすることを防止するため、合成樹脂を使う化学的方法と、織物に蒸気を吹きつけて、あらかじめ計算した分だけ収縮させる方法がある。綿織物では、仕上げ加工の典型的なものとしてサンフォライズ式防縮加工があり、その伸縮性は経緯とも1%以内にとどめることができる。



ボタンフライ[BUTTON FLY]
フロントがボタン留めジーンズのことをボタンフライ・ジーンズと呼ぶ。フライとは厳密に言えばボタン留めやジッパー部分を隠す比翼のことだが、ジーンズ業界ではボタンかジッパーかというジーンズのフロントの仕様の違いを表すときに使う。
《(ジップフライ 参照)》



ポリウレタン[POLYURETHANE]
合成繊維。伸縮性に富み、5~8倍の伸長率を誇る。そのため、ストレッチパンツなどに多く用いられる。



ポリエステル[POLYESTER]
合成繊維。シワになりにくく、耐熱性にも優れているため、衣料用に多く使われている。ナイロン、アクリル繊維と共に三大繊維と呼ばれる。



ポリノジック[POLYNOSIC]
木材パルプを原料とするセルロース系再生繊維。絹のように美しい光沢がある。染色性がよい、洗濯に強い、などのメリットがある。日本で発明されヨーロッパで改良される、という珍しい経歴を持つ。



ボンディングパンツ[BONDIG PANTS]
ボンディングは「貼り合わせ生地」をいう。表裏に対称的な色や柄の生地を貼り合わせ、裾をロールアッブ(まくりあげ)したりポケット口に使い、カジュアルさを強調したパンツ。



本縫い
1本の針糸(上糸)と1本のボビン糸(下糸)の2本の糸を布の中央で絡み合わせて縫い目を形成する。縫い目の伸びが少ないため、伸びのある生地には向かず、織物に多用されている。また、下糸交換が必要である。


マイルパンツ[MILE PANTS]
自宅を中心とした買い物や散歩などの普段着的感覚とおしゃれ感覚をミックスしたパンツ。



巻き縫い
生地を縫い合わせる際に、片方の生地を巻いてからダブルステッチで縫製する方法。頑丈さを求めた仕様。



マスターパターン
グレーディングのもとになる基準サイズのパターンのことをいう。



マーセライズ加工
綿繊維製品を苛性ソーダの濃い溶液を用い、緊張状態で処理をし、光沢などを与える加工。もともと扁平な形状をした繊維1本1本の断面形状は膨らむと同時に円形に近い形に変形するので、同時に生地(あるいは糸)に適度な張力(引っ張る力)を加えると、繊維表面が平滑し、光沢が増す。



マリンショーツ[MARINE SHORTS]
海のイメージのショートパンツ。マリンルックの流行からおしゃれ性をもったパンツで、必ずしも海で用いるショーツではない。


右綾デニム【みぎあやでにむ】
綾目が右上がりに走るデニム生地を右綾と呼ぶ。織物は一般的に左綾で織られることが多くツイルと呼ばれ、元来デニムとはインディゴ染料で染められた糸をタテ糸に使い右綾で織られたモノとされるがその起因は定かではない。もちろん現在ではデニムは右綾に限定されない広い可能性を持った綾織り物である。
(左綾デニム 参照)



ミリタリーショーツ[MILITARY SHORTS]
軍隊のイメージのショートパンツ。たっぷりしたシルエットの膝上丈のパンツで、ウエスト部分がアジャストタブなどで機能的で、クラシックな味をもっている。


ムラ糸
一本の糸の太さが均一ではなくムラになっている糸のこと。このムラによりデニム生地のタテ落ちが顕著に表れるようになる。ヴィンテージ・ジーンズに見られるタテ落ちもこのムラ糸に起因しているが、これは未発達な紡績技術が生んだ自然発生的なムラ糸だった。現在、意図的に作られるムラ糸は、タテ落ちがデニムの味として見直されることにより、技術の進化を逆行して開発されたもの。


メルトン
組織:平織又は綾織
特長:5~20番単糸の紡毛糸を経、緯に使って平織または綾織にしたものを縮絨起毛して、地組織を毛羽でおおった紡毛織物。やや重目のやわらかい織物で、用途はオーバー地が主である。これらの薄地のものはフラノに属する。タテに梳毛糸または綿糸を用いたものもある。



綿・綿花
繊維素材としての綿は、麻、羊毛、絹とならんで重要な天然繊維である。綿花は植物学上、あおい科わた属に属し、とくに繊維をつくるわた属はアルボレウム、ヘルバケウム、バルバデンセ、ヒルスツムの4つに大別される。綿の木は温暖な気候に育つ低木で、開花した実の中の種子の周囲に白く細い綿毛がかたまりとなってコットンボールと呼ばれる朔(さく)を形成する。その状態で採集するものを綿花(めんか)と呼び、繊維の原料になることから原綿(げんめん)ともいう。世界的に広く栽培され、米国、中国、ソ連、インド、パキスタン、などが主要産地である。歴史的にも、アメリカ南部での綿花産業は、国の発展に大いに貢献し、またジーンズ衣料を生んだ。
現在、アメリカにおける綿花は、通常アメリカ綿と呼ばれるアプランド種(ヒルスツムの品種改良)とエジプト綿タイプ(バルバデンセ)のピマ種を中心に開発された超長繊維綿スーピマとに大別される。そして、このアプランド種は世界に広がり、いまでは世界の綿花生産の約90%を占めている。



綿糸
糸は繊維から作られるが、綿100%で作られるのが綿糸。ポリエステルの糸が普及すると共に使用頻度が低くなったが、ヴィンテージ・ジーンズの見直しにより再度、使われだした。天然繊維なので、長くはくことにより糸切れを起こす場合もあるが、ストレスのかかる部分には太番手の糸を使用することにより強度を保っていた。



綿糸の種類
綿糸の性質は、その原料である綿花の繊維の長さ(繊維長・毛筋)、グレード(格:繊維の色合いや葉ごみの混入度)、キャラクター(格と長さ以外の性質で、成熟度、繊度、強力、均斉度など)によって左右される。綿糸をつくる工程は、綿花の中に含まれている葉などの夾雑物や短い繊維を除去し、繊維を平行に引き揃えて均一な太さのわたの束(スライバー)をつくり、これを引き伸ばし(ドラフト)て撚りをかけて糸にする。この工程のうち、スライバーにする機械をカード(Card)といい、すべての綿糸はこのカードの工程を経ており、カード糸と呼ばれている。また、さらに短繊維の除去と繊維の平行引き揃えを良くするためにコーマー(Comber)という機械にかけて精製した糸をコーマ糸という。コーマ糸は、繊維が均一に揃っているので糸むらが少なく、美しい光沢があり、強力に優れ、やや高級な商品となる。



綿織物の幅・長さ・密度と表し方
織物には、その用途に応じて幅と一反の長さが決まっている。綿織物は幅36インチ(91cm)で1反の長さが30~40ヤード(27~37m)前後のものが多い中、従来デニムは122cm幅が多かった。しかし、革新高速織機の開発とともに裁断効率の向上もあり、現在では150cm以上のものが多くなり、世界的なデニム需要に合う合理的な素材となっている。また、長さは50~60mを一反としたものが多い。
経糸と緯糸の密度は、一般に1インチ(2.54cm)間の糸本数で表す。



綿サージ
組織:綾織
特長:通常四つ綾という。単にサージといえば経緯に梳毛糸(そもうし)の双糸を用いた毛織物のことになる。綿サージは、普通、経に30番手より太番手の双糸、緯に単糸または双糸を経緯ほぼ等しい密度で配し、2/2の綾で織ったもの。従って斜文綾は45度に近い角度で表裏反対の方向にあるが、同じ綾目で現れる。綾目はやや平らな感じで、シルケットを施して光沢を強く出したり、起毛をしてフランネルとして使う方法もよく行われる。


モンキーウォッシュ
1980年頃、着古した感じにするために考案された加工で、膝やお尻の部分をサンドペーパーのようなもので、白く擦りあげた加工。


ヤーン[YARN]
「つむぎ糸」と訳される。天然素材、化学素材、また長繊維、短繊維の区別なく、原糸として使用する場合はヤーンと呼ぶ。しかし、2本以上の原糸をよりあわせて、縫糸などの二次的な製品になった場合は、スレッドと呼んで区別することも多い。


ユーズド[USED]
本来の意味はもちろん中古衣料。しかしジーンズ業界内では、むしろ中古衣料のように見せる加工、また加工されたジーンズを指す。穿きこんだジーンズのアジを追及する動きは、実に20年くらい前からあり、ビッグジョンが'79年に発表したW-WASHがその始まりである。



ユニオンスペシャル[UNION SPECIAL]
《(チェーンステッチ 参照)》



ユニセックス[UNISEX]
同一のという意味で、性別を意識しない服装のことを指すときに用いられる。またモノセックス(Monosex)ともいう。ジーンズファッションは色柄、素材など男女共通の商品企画が可能である為、性別、年代、世界間を超えるグローバルな衣服となった。



ユーボート[U・BOAT]
子供達になるべくはやいうちから、本物のジーンズのすばらしさを教えてあげたい。そんな気持ちから生まれた、ビッグジョンのドドラー向けブランド。小さくても本格派。'84年スタート。


ライズ[RISE]
股上のこと。股上の浅いものを“ローライズ”、中間のものを“ミッドライズ”そして深いものを“ハイライズ”と区別している。


ライダージャケット[RIDER JACKET]
オートバイに乗るときのための軽快なジャンパー。黒表革のオートバイ乗り用のジャンパー。危険性防止という点から機能性、第一につくられている。裾口のベルト留めと、斜めにつけられたジッパーフロントなどが特徴的。最近ではオートバイブームもあって、ほんもののライダージャケットを街着に転用したり、ファッション化したものがある。



ラインドサスペンダー[LINED SUSPENDER]
オーバーオールなどによく見られる、裏地のついたサスペンダーをラインドサスペンダーと呼んでいる。一般に裏地には共布のデニムが用いられるが、赤のウールを使用したものもある。



ランチェロパンツ[RANCHERO PANTS]
現在はほとんど使用されていないが、ブルーデニムパンツ(ブルージーン)の別名。ランチェロとは、牧場労働者のことを指し、ブルージーンの中でも、特にヘビーウエイトデニムで作られた、サスペンダー付きのデザインのものをこう呼んでいた。



ランチコート
ランチとは「牧場」、または「牧童」のこと。カウボーイたちが着ているムトンの1枚皮で作った防寒用コートをさす。最近ではコットンスエードで作られたものが目立つ。



ランチジャック
ランチコートの丈をウエスト丈くらいでカットしたようなショートジャックをいう。素材はシープスキン、ムトンなどが本格的だが、コットンスエードやコール天などでも作られている。型はシングル、ダブルのいずれもあるが、ボタンは決まって皮ボタンを使用している。



ランバージャック
ランバーは木材の意味。北アメリカやカナダの木こりたちが森林ばっさいの折に着たジャケット。素材は、明るく、派手な色使いの大格子柄ウールが多い。


ランバージャックシャツ
木こりが着ているような派手な格子柄ウールで作ったスポーツシャツをいう。衿はふつうオープンカラー、ポケットは両脇につき、フラップつきを特徴としたものが多い。


リアルスィング[REAL THING]
リアルスィングとは、「本物」という意味。最近流行の、作られた古着のことではなくて、本物の古着や中古品のことをリアルスィングという。



力織機/シャトル織機【りきしょっき・りきおりき】
27インチ前後の狭幅を持つ旧式の織機。織機に整経したタテ糸の間にシャットルに仕組まれたヨコ糸を通して連続的に織布していく手法。左右両端でたたいてシャットルを走らせるので生産性に限度がある。しかしこのシャットルの速度の遅さがデニム生地に味のある表情を作るため、ヴィンテージ・ジーンズの見直しとともに再び脚光を浴びた織機。1980年にビッグジョンがいち早くレア・ジーンズで復活させた。



リサイクルデニム[RECYCLE DENIM]
大地を象徴するジーンズでさえ、大地を汚さずには生まれない。そんな悲しい現実を少しでも変えるために、リサイクル素材を研究し続けてきたビッグジョンが生み出した世界で初めての、綿100%リサイク ルデニム。ジーンズの製造工程上に出る端切れなどを再生したもので、注目を集めている。



リジッド(デニム)
生産時に付けた糊を残した状態の、まったく洗っていないデニムのこと。《ロウデニム》と同義。



立体裁断ジーンズ
ジーンズは伝統的に直線のカッティングが主流であったが、人体の形や動き特にヒザの屈曲に合わせて曲線に裁断したジーンズが企画され流行した。エンジニアードジーンズともいう。



リベット[RIVET]
この小さな部品こそ、ジーンズとその他のボトムスの明確な違いなのかもしれない。その意味で、ビッグジョンもリベットには常にこだわっている。例えば、レアやエクストラといったこだわりのジーンズには銅製のモノ。ヴィンテージ感にこだわったシリーズには凸部をたたきツブした昔ながらのリベットを使用している。正式には凸部をリベット、凹部をバーと呼ぶ。



リメイクジーンズ[REMAKE JEANS]
小さくて穿けなくなったり、ボロボロになったりしたジーンズを寄せ集めて1本分の生地にし、それを仕立て直した再生ジーンズのこと。また、部分的に古いジーンズなどで当て布をしたジーンズ、及びわざと穴を開け、ステッチにて破れを直し、新しい付属を付けるなど再加工したジーンズの総称を指す。



リング糸
1830年頃に生まれアメリカで発達したリング紡績により生産される糸をリング糸と呼ぶ。紡績工程では綿花を繊維にばらし、それをスライバー、粗糸、そして糸へと細く引き伸ばしていく。この細く引き伸ばすことをドラフトと呼ぶが、リング紡績はこのドラフト原理に撚りを加えた紡績方法。トラベラーと呼ぶ小さな丸型金具を通った粗糸が1分間に6千回転という高速で回転するリングにより糸へと精紡されていく。



リング紡績と空気精紡
紡績工程に於いて、平行に揃えられた繊維の束に撚り(より)を与えて、強度と安定性を得ることが必要である。紡ぐ(つむぐ)という語源のとおり、最も重要な工程である。デニムなど綿織物では、現在二つの紡績方法が主流である。リング紡績は、輪(リング)状になった部分を粗糸が通過することによって、いわば機械的に均一に撚りがかけられる。一方、空気精紡は、繊維の束を一担バラバラにして撚りを外した後、空気の噴射などによりもう一度引き揃えて撚りをかけるものである。空気精紡で作られる糸は空紡糸と略されたり、繊維が一担バラバラになることからオープンエンド糸(端っこがつながっていない状態になる時があるという意味)、あるいは紡績機器の名称からBD糸などとも呼ばれる。空紡糸は生産効率も高く、バルキー性もあるということもあって世界の主流ではあるが、やや強度や毛羽の多さなどに難があるとされる。日本のデニム紡績は、伝統的にリング糸が主流といったこともあって、中級・高級ジーンズ素材として諸外国での評価も高く輸出されている。



リンスウォッシュ
デニムを一度洗って、糊を落とす洗い加工のこと。《ワンウォッシュ》と同義。


レアジーンズ[RARE JEANS]
世界最高のジーンズを目指して、1980年にビッグジョンが完成させたジーンズ。古い力織機を直すことから始めたデニムなど、一切の妥協を省いて創り上げたため、採算は全く度外視。一部に、ビッグジョンの大いなる自己満足との声もある。



レイルローダーオーバーオール[RAILRODER OVERALL]
胸当て付きのオーバーオールで、細いストライプが入ったデニム地で作ったもののこと。線路工夫が作業用として、よく着用していたことから、この名がつけられた。



レイヤード
何枚かの衣服を重ねて着るスタイル。



レインフォースドシーム[REINFORCED SEAM]
レインフォースとは「補強する」の意味で、ジーンズの両脇にある太い色糸ステッチのこと。現在では2本針のダブルステッチが普通だが、かつてはトリプルステッチが主流で、その名残がワークパンツのディテールに見られる。



レギュラーカット[REGULAR CUT]
数あるジーンズのシルエットの中でも世界的に定番である最もオーソドックスなストレート。



レギュラーストレート[REGULAR STRIGHT]
品番103に採用されている、少しゆとりのストレートシルエット。日本人の体型を徹底的に研究したビッグジョンが作り上げた『日本人に最も似合うストレート』である。



レーザー加工
一般的にレーザー加工機は、紫外線より短い波長の光線だが、熱加工によって照射するタイプ(照射して色相を変化させるもの)と光線で金属材料でも削るタイプとがある。デニムの表面の加工からパーツの加工まででき、多彩なファッション効果を施せる。



レザーラベル[LEATHER LABEL]
ジーンズの後部につけられた、主に牛革で造られたラベル。ビッグジョンの場合、右腰のベルトループ付近に着ける場合が多い。



レフトハンドデニム[LEFT-HAND-DENIM](左綾デニム)
右綾とは逆に左上がりに走るデニム地。一般的な綾織り物は左綾が多く正綾とも呼ばれる。右綾のざっくり感に較べ生地表面がフラットでソフトである。左綾デニムの登場は、リーが1944年頃に44インチ幅のツイル織機でデニムを織ったのが始めともいわれている。
《(右綾デニム 参照)》



レプリカ[REPLICA]
もともとの意味は「絵画などの複製品」。ジーンズでは自社、または他のメーカーが過去に出した歴史的名品番の複製のことを指す。


ロウデニム
生デニムとも言われる、何も加工をしていない糊が残っている状態のデニム。《リジッド》と同義。



ローダウン
《(腰ばき 参照)》



ロードランナー[ROAD RUNNNER]
60年代後期に早くも登場した、ビッグジョン初のサブブランド。カラージーンズを初めて日本に紹介したブランドである。タイトなシルエット。原色を用いた斬新なカラーリング。当時、新進気鋭だった湯村輝彦氏を起用したフラッシャーなど、先取性いっぱいのブランドであった。



ロープ染色
デニムを染める手法の一つ。インディゴ染料を入れた槽にロープ状に束ねた糸を何回か通しながら染めていく手法。



ローライズ[LOW RISE]
股上の浅いデザインのジーンズ。メンズジーンズの場合は、ほとんどがこのタイプ。
《(HIGH RISE 参照)》



ロールアップジーンズ[ROLL-UP JEANS]
裾をまくり上げたジーンズ。わざとそうやって着こなしたジーンズルックのことと、最初から折り返してあるジーンズのふたつの意味がある。前者は着こなしのテクニックのひとつであり、これに派手なソックスを合わせるなどして、一層の効果を演出する。後者の場合、折り返した部分にタータン・チェックを配するなどの工夫を施している。


ワイド[WIDE]
「幅の広い」という意味。ワイドストレートは、ヒップ、太股からスソまで幅広く、ワイルドなイメージが強い。ワイドスリムは、ヒップ、太股はゆったりしているが、その分膝下から裾にかけての絞り込みは急で、造形的なイメージを与える。



ワークシャツ
仕事用のシャツと直訳されるが、そうしたイメージを持つ素朴なフィーリングのスポーツシャツを意味する。といって本来の仕事用シャツを含まないわけではない。多くはウール、コットン、フランネル、デニムなどを用いた厚手のアウターシャツでワークルックの演出には欠かせない。格子柄のウールシャツや綿ネルシャツ、ダンガリーシャツやファーマーシャツといったところが代表的なもの。



ワークブーツ
作業ブーツのことだが、現在ではカジュアルな服装に合わせてタウンブーツとしても履かれている。底が厚く、歩きやすいブーツで、深さはくるぶしの上までやふくらはぎの真ん中くらいまでのが多い。



割り縫い
中表にして縫合し、縫い代を左右に割る。



割り伏せ縫い
割り縫いした縫い代の両側にステッチをかける。



ワールドワーカーズ[WORLD WORKERS]
日本に初めてワークウェアを体系的に紹介したブランド、スタイルだけでなく機能性までも再現したこだわりのアイテム群にはプロフェッショナルからも「信頼に値するブランド」と高い評価を受けている。'75年に発売開始。



ワンウォッシュ[ONE WASH]
もっとも簡便な洗い加工の方法。約60℃程度の湯で洗い、織物に付着した糊剤、樹脂などを除く。染料はあまり落ちず色相は濃いまま、風合もまだ固い。

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