2007年11月14日

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『UNCLE JOHN'S FANCIFUL STORY Vol.4』

2007/11/14   ザ・テーラード 

生地も決まり、試行錯誤しながらもパターン作成することができたアンクル・ジョン。

さて、次は縫製へと取りかかる。

ジーンズ1本縫い上げるのを支えたのは手を加えた老朽のミシン、そして彼自身の “経験” と “腕” だった。



bj71109.gif




              【 VOL.4 /縫製】




 仕立て屋として縫製の作業はお手のもの、と言いたいところだが、普段扱うことのないデニムの厚さには難儀した。古い手回しのミシンは長年アンクル・ジョンが愛用しているものだ。ミシンの手入れは髭と同様、怠ったことはない。今や右腕と言ってもいい。とりあえずミシンの針はデニムの生地を通す太いものに交換した。ハンドルに渾身の力を込めながらも流れるように、かつ注意深く縫い進めた。



bj71114.jpg



 繊細な力加減が必要とされるいつもの縫製と違って、力の入る作業となった。しかしアンクル・ジョンは眉ひとつ動かさず縫い上げることができた。こう見えてもアンクル・ジョンは、腕っぷしの強さだったら右に出るものがいないとアメリカの農場暮らしの時代に言われている。縫製の作業が終って一番ほっとしたのは、他の誰よりも年老いた一台のミシンであったことは間違いない。( VOL.5へと続く )


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