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ザ・テーラード
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2007/11/13 ザ・テーラード
生地選びを無事終えたアンクル・ジョン。
さて、次の作業はパターンを決めること。
どのようなシルエットを依頼主に提示すべきなのか?
手紙に書いてある短い文章から、依頼主の望まんとすることを読み取ろうとするのであった。

【 VOL.3 /パターン】
依頼主の姿をアンクル・ジョンは見ていない。一通の手紙を受け取っただけである。手紙にはボディサイズも細かく丁寧に書かれてあったが依頼主のもとへ出向いて採寸から始めるのとはやはり、わけが違う。
しかし、長年の勘と経験でわかるのが仕立て屋アンクル・ジョンたる由縁。その流れるような勢いのある筆跡や細みのシルエットという要望から、比較的若い男性からのものであることは容易に想像できた。そして、 “履く靴の違いによるスソの見え方にも最善の注意を払うように” という部分は “装う” ことに対してなかなかの見識の持ち主でもあると感じていた。 “お洒落は足もとから” とは昔からよく言われていることだが、 “男は足もとできまる” とも考えていたからだ。アンクル・ジョンは自然とシルエットの型紙を見直していた。

アンクル・ジョンはまず、太すぎも細すぎもしない現代的なタイトシルエットに注目した。腰からヒザ上までは同じフィット感の型とすることで、全体的にタイトシルエットの流れを崩すことのないよう注意する。あとはヒザからスソにかけての微妙な寸法差で3型のスタイル提案を目指す、という方向性を決めた。わかりやすくロットナンバーとスタイルのコンセプトになる名前も先につけた。いずれにせよ、それらは細かいパターンメイクが必要とされ、何度も何度も型紙を作り直すという根気のいる作業になった。( VOL.4へと続く )

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