ビッグジョンの前身であるマルオ被服では、
50年代よりアメリカから中古ジーンズを輸入し、国内で販売をおこなっていた。
段ボールに目一杯詰まったボロボロのそのジーンズは、終戦後の日本で飛ぶように売れた。
しかし何か釈然としない。それは日本人本来の職人気質がそうさせたのだろう。
すぐさま創業者である尾崎小太郎は「なんとかして
自分たちの手でジーンズは作れないものか?」と考えたのだった。
1960年代中頃、なんとか米国コーンミルズ社(現コーンデニム社)と契約にこぎつけ、
後日デニム生地が届いた。
それはブリキのように堅かったという。
その鉄板のような生地を縫うために靴を縫う針を改良するなどの試行錯誤を幾度も重ね、
ついに見よう見まねでつくった1本のジーンズが児島で産声をあげた。
それがBIG JOHN Lot.M1002。M1002の「M」はマルオのMから名付けた。
その後、1967年、1968年、1973年と技術革新の流れとともにM1002は進化していく。
"ARCHIVE"と名付けた本企画では、このM1002を資料室からかき集め、現物を徹底的に分析し、
2010年セルフカバーアイテムとして発売を決定。
完全復刻を命題としながらもそこに現代のエッセンスを加え、新しいビッグジョンのカタチとして表現した。







































